人間と同じように働いているワンちゃんを知っていますか? 例えば災害犬は、災害時に人の匂いを嗅ぎ別けて人命救助をしています。 麻薬探知犬は、空港などで国内に入ってくる荷物を嗅ぎ別け、麻薬が国内に入ってくることを阻止しています。 今回は、様々な場面で活躍しているワンちゃん達をご紹介します。
via pixabay.com
働くワンちゃん:警察犬
警察犬の存在は、誰もが知っているのではないでしょうか?
警察犬になれるのは本当に一握りの犬だけで、犬種も決められています。
鋭い嗅覚を持ち、犯人の追跡や動きを止めるなど、捜査に参加しています。
警察犬には警察の直轄犬と、警察が実施する試験に合格した非常勤の警察犬で構成されています。
また、日本では7犬種のみが警察犬として認められています。
働くワンちゃん:介助犬・盲導犬
介助犬とは、体が不自由な人のために日常生活の手助けをする犬のことです。
落としたものを拾ったり、ドアの開閉や緊急ボタンを押すといった対応など、人手が必要な時にサポートしてくれます。
また、常飼い主さんの側にいることで、飼い主さんを安心させるなど、精神的にも支えています。
盲導犬とは、視覚が不自由な人の側にいて、誘導をしたり身の回りのことをサポートしてくれる犬です。
温厚で落ち着きのある性格で、その上飼い主の意思を汲み取ることが求められます。
また、特異訓練が非常に厳しいため、盲導犬になれる犬は非常に少ないといわれています。
特に適しているといわれているのはラブラドール・レトリバーや、ゴールデン・レトリバーです。
働くワンちゃん:牧羊犬
海外では牧羊犬が活躍してきた歴史があります。
牧羊犬1頭で数十頭の羊の群れを見張り、外敵から羊たちを守る役割を担っています。
何頭かの犬で、数百頭の羊を移動させたり、囲いの中に誘導する光景は圧巻です。
犬達は元々仲間同士で協力し合って狩りをおこなっていたので、チームワークがとても良い動物です。
お互いに吠えながら飼い主の指示通りの場所へ羊を誘導することができます。
また1頭の羊が、群れから離れそうになると、すかさず群れの中に誘導し、1匹たりともはぐれたり、逃亡させるようなことはしません。
羊を狙う狼から羊を守るなど番犬としても有能です。
牧羊犬としてはコリーやシェルティー、ボーダー・コリーなどが有名です。
まとめ
私たちが知らないところで、ワンちゃんたちは人間のために働いています。
非常に厳しい訓練を受け、試験に合格したワンちゃんだけが仕事をしています。
特に盲導犬、介助犬は電車に乗ることが多いですが、足を踏まれても吠えないよう訓練されています。もし仕事中のワンちゃんを見かけたら、脅かしたりイタズラをするのではなく、暖かく見守ってあげましょう。
コメント