あなたの愛犬…知らず知らずのうちに分離不安症になっていませんか?

近年、ペットは家族。犬を外に繋げるなんてもってのほか!!

当たり前のように、同じ空間で同じ時間を共有し、一緒に生活する。
そんなペットに優しい世の中になってきました。

それと同時に少しずつ問題視されているのは、犬の社会性、とも言われていますよね。
あなたの愛犬は社会性整っていますか?
愛犬を可愛がるつもりで甘やかしてはいませんか?

甘やかしすぎは、社会性を崩すだけでなく、分離不安症にもなりやすくなります。

そもそも分離不安症ってなに?

分離不安症(分離不安とも言う)は、簡単に説明すると、飼い主さんへの依存度が非常に高く、飼い主さんが少しでも離れると不安と恐怖で、問題行動を起こしてしまうことです。

家の中でも飼い主さんがキッチンに行けばキッチンに後追いする、など後をついて歩き回る仕草は大変可愛らしいですが、飼い主さんが愛犬を家に残し、外出する際などに問題が発生するのです。

分離不安症の犬の問題行動

飼い主さんが自宅にいる時は、いたずらも吠えもせず、良い子でいる場合が多いことがあります。
ただ、飼い主さんが外出した時に問題行動、異常な行動をすることがあり、それは分離不安症の犬の特徴とも言われています。

吠え(30分以上吠え続ける)

自宅を出てから少し2.3分吠える犬はいます。
ただ、それぐらいで収まる場合は、問題はありません。

分離不安症の犬の吠えは、鳴き止まず、30分以上~2時間近く吠えている場合もあります。

喉が渇こうと、むせようと、吠えるのをやめません。
吠え続けていれば、飼い主さんが早く帰ってきてくれるはず!と、間違った認識をしているのです。

破壊行動

おもちゃや犬用ベッドなど、中から綿が出るまで齧り続けたり、ボックスティッシュのティッシュを全て出してしまったり、部屋の家具を齧った跡がある。
などです。

現行犯で、破壊行動をしているわけではないため、叱るに叱れません。
不安から気持ちを紛らわせるためにする行動です。

不適切な場所でのトイレ

飼い主さんが自宅にいる時には、まったく失敗をしない筈のトイレをわざと外したり、部屋の真ん中でうんちをしたり、片付けるために戻ってこないかな?
などの試す行動をします。

その他の問題行動

目立ついたずらや問題行動をしないものの、不安から手足をひたすら舐め続けて炎症を起こす場合や、嘔吐をすることもあります。

分離不安症は非常に精神が不安定な状態

分離不安症になってしまうと、飼い主さんにとっても犬にとっても良い事は1つもありません。
それどころかお互い負担になり、ストレスになります。

吠え続けることで、瞳孔が開き続け、興奮状態が続き、ストレスホルモンの分泌により、胃腸障害を引き起こす危険性もあります。
胃腸障害を引き起こし、動物病院に入院をした場合は、尚更ストレスを感じ、病気も治りにくい状態が続きます。

分離不安症になるかもしれない傾向

お留守番の時は、とても良い子だから大丈夫!
と、油断してはいけません。
分離不安症は、10歳を超えてから発症することもあります。

分離不安症の傾向があるかどうか確認してみましょう。

・飼い主の行動を常に目で追っている
・家の中で部屋を移動しようとすると追って後をついてくる
・トイレやお風呂などで、姿が見えなくなるとキュンキュン鳴く
・外出の準備を始めるとおろおろした様子で落ち着きがなくなる
・ドッグランなどでも飼い主の傍から離れず、遊ばない
・外出中、いたずらをしたような痕跡があった

ひとつでも当てはまるものがあれば、分離不安症になる可能性があります。

分離不安症にならないために

社会性を学ばせる

生後半年までに沢山の犬や人と触れ合い、自宅以外の外の刺激になれることは非常に大切なことです。
また、成犬になってからも社会性を学ぶことは出来ます。

お散歩のルートを変える、週末にはドッグランへ行き、犬同士の交流を図るなど、様々な刺激を与えましょう。

犬の社会性が大切な理由
犬に社会性を身につけるためには

可愛がり過ぎない

愛犬はとても可愛く、ついつい構ってあげたくなる気持ちは分かります。
しかし、可愛がることと甘やかすことは違います。

一緒にソファーで寛ぎ、撫で続けたり、飼い主が食事をする時は同じように、お裾分けをしたり、夜も一緒に眠る。
これは、犬を飼っている人の約大半以上の飼い主が行っているといわれていますが、犬も飼い主さんに過剰に依存しすぎてしまうきっかけになります。

外出時には声を掛けない

外出時には、ついつい愛犬に声をかけがちですよね。

「いい子にしててね。すぐ帰ってくるね」などの声を掛けてしまうと、これから飼い主さんはいなくなってしまう!
という不安を増長させてしまうだけになってしまいます。

適度に距離をあけることが大切!

分離不安症にならないためには、可愛いと思っていても可愛がりすぎず、擬人化してはいけません。
犬にしょっちゅう話しかけず、適度に距離をあけ、おもちゃを持ってきたとしても構わないなどの姿勢を貫くことも大切です。

飼い主さんの時間の都合がつくときに遊んであげる。
など、犬中心ではなく飼い主中心の生活にしましょう。

まとめ

分離不安症になってしまうと、お留守番が出来ないだけでなく、飼い主さんの行動や時間も制限されてしまいます。
愛犬自身も飼い主さんがいないと、家の中にいても不安や恐怖で、何か気を紛らわせる事をしていなくちゃ!
など、落ち着きのない状態が続きます。

また、ストレスから病気になってしまうことも少なくありません。

もしかして、分離不安症かも?などの傾向が出ている場合は、早急に愛犬との生活を見直す必要があります。
まず何から始めれば良いか分からない場合は、ドッグトレーナーや獣医師、犬の行動学の先生などに相談してみることをおすすめします。

愛犬と楽しく長く一緒に共生するためには、人の社会に慣れてもらうことが1番大切です♪