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一人暮らしで犬を飼うということのリスクと覚悟

現在、日本では晩婚化が進み、20~30代の一人暮らしの男女が家に帰った時にひとりで寂しい。
という気持ちから犬を飼う人も多くなりました。

確かに愛犬がいると、帰ってもしっぽを振ってお出迎えしてくれるため、帰ってから寂しいという気持ちはなくなります。
犬は人の感情をよみとれるとも言われているため、楽しい時、寂しい時、嬉しい時、悲しい時も共有することができる、人の最高の友達とも考えられています。

ただ、一人暮らしで犬を飼うということはある程度の覚悟とリスクもあります。

自由な時間がなくなることも考えて

お散歩

犬は基本、朝晩2回のお散歩が必要です。

犬種やサイズによってもお散歩の時間は異なります。
超小型犬と言われているチワワは、20分~25分前後のお散歩で十分かもしれません。
しかし大型犬や中型犬だとしてもジャックラッセルテリアなどの筋肉量が多い犬だと1回につき1時間以上のお散歩が必要になります。

朝の5分は貴重な時間ですよね。
愛犬のために30分以上使うことが考えられますか?
全然大丈夫!と、思ったとしても犬は10~16年の寿命です。
毎日どんな時も行かなくてはいけません。

飼い主の気分で、今日は仕事で疲れたからお散歩行きたくないなー。
なんて都合は愛犬には通用しません。

帰宅時間

一人暮らしの人に飼われている犬は、飼い主が仕事に行ってから帰ってくるまで、家でひとり寂しく飼い主の帰宅を待ちます。

飼い主は、友達や仕事仲間などがいますが、愛犬は飼い主だけの世界しか知りません。
あまりにも帰宅時間が遅い場合は、愛犬がストレスを感じてしまいます。
犬を飼うと必然的に飲みに行ったり、仕事の後にどこかに寄ろうという気持ちにならなくなります。

愛犬の体調不良

犬も当然動物です。
いきなり嘔吐したり下痢したり、変なものを食べてしまったり…
予定がある!仕事がある!
そんな時どうしますか?

ペットフレンドリーな社会になりつつあるとは言えども、まだ犬はペット。として考えられていることも少なくありません。
「愛犬が体調不良で…」という理由で、会社を休んだり予定をリスケすることはできますか?
1人で犬を飼うということは、そういった予期せぬリスクも考えなければなりません。

体調管理

飼い主が風邪をひいてもインフルエンザになったとしても、どんなに体調が悪くとも、愛犬は飼い主の様子がいつもとおかしいという気持ちでしかありません。

当然、いつものようにごはん(フード)を食べて1日2回のお散歩に行ける。
と犬は考えます。

犬を迎えると自分自身も健康でいなくてはいけないという気持ちが芽生えます。

経済的な面

犬はお金がかかる生き物です。
たかが知れてる、と思うかもしれません。

しかし、考えてみてください。
1年に1回の狂犬病ワクチン代、混合ワクチン代、ノミダニ予防、フィラリア予防、健康診断の他にごはん代やトリミング代その他生活に必要なもの…

夏はエアコンをつけたり、冬は暖房をつけたり、愛犬が体調不良になった場合には動物病院にも連れて行き…
おおよそ小型犬でも年間で20万~30万がかかると言われています。(平均値)

犬を飼うということは非常にお金がかかるのです。

犬と暮らすためには、年間いくらかかるか知っていますか?【年間費用平均】

まとめ

「一人暮らしで犬を飼うということのリスクと覚悟」はいかがでしたか?

一人暮らしで犬を飼っている人はわかるなぁ。
と思うことも多々あったと思います。

理想論を述べているわけではありません。
一人暮らしで犬を飼うということは、それだけ体力的にも時間的にも経済的にも余裕がなければできないのです。

結婚するから、子どもが生まれるから、引っ越しするから、体調が悪くなった、そんな言い訳で捨てられる犬が多く存在していることも事実なのです。

犬も人と同様、感情がある生き物です。
最期まで愛犬を看取る覚悟がないのであれば、その時の感情のみで犬を飼うのはやめましょう。

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著者:miki.m

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