私たちには日常的な飲み物となっている炭酸水ですが、ワンちゃんにとっては、あまりよくない飲み物なんです! 今回は、炭酸水がワンちゃんにとってよくない理由をご紹介します。
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そもそも炭酸水に含まれる成分は何?
炭酸水とは炭酸ガスを含む水です。
製造途中で炭酸ガスを注入するものと、天然ガスが入ったスパークリングナチュラルウォーターの2種類があります。
スパークリングナチュラルウォーターの方が泡がきめ細かく低刺激で、ミネラルウォーター同様にミネラル分やカルシウム分も含まれています。
もう一つの成分として、炭酸ガスが水に溶け込むとナトリウムが発生します。
無糖で味の無い炭酸水であっても塩味を感じるのはそのためです。
炭酸水に含まれる成分は人間にとっては害のない量であっても、ワンちゃんにとっては病気を招く危険な量になるので、注意が必要です。
ワンちゃんにとって炭酸水が危険な理由
ナチュラル(ミネラル)ウォーター、特に硬水に多く含まれるミネラルやカルシウムはワンちゃんの尿路結石の原因になります。
スパークリングナチュラルウォーターは硬水のものが多いので注意が必要です。
そして炭酸水に炭酸ガスが溶け込むと発生するナトリウムは犬の腎臓などに負担のかかる成分です。
日常的にナトリウム量の多い飲み物を与え続けると、人間も同じですが病気になる危険があります。
ワンちゃんの健康のためと食べる物や飲み物を選んでいても、知らないで与え続けて実はワンちゃんの健康被害を招いているかもしれません。
ワンちゃんに炭酸水を与えないよう注意
小さい子供が初めて炭酸水を飲んだ時、びっくりした表情や口の中がパチパチと跳ねて泣き出す動画もあるくらい、人間にとっても刺激的な飲み物ですよね?
でもその刺激が清涼感として心地よく、暑い時や疲れている時は炭酸水を飲みたくなります。
同様にワンちゃんも炭酸水の刺激に最初は驚きますが、慣れると飲んでしまうようです。
頻繁に与えると普通の水より好んで飲む事もあるので、日常的に犬に炭酸水を与えるのは危険です。
一度覚えたものを止めさせるのは人間でも大変ですよね?
依存性のあるものは最初から与えないよう注意が必要です。
まとめ
飲み物としては危険な炭酸水ですが、夏の暑い時期に炭酸水のシャンプーや炭酸浴をワンちゃんにさせている飼い主さんもいます。
飲まなくても犬の体から炭酸水の成分が浸透して危険なのでは?と思ったかもしれません。
シャンプーも月1~2回程度で、万が一ワンちゃんが炭酸水を舐めても問題ありません。
全てがダメと言う事でなく、「日常的に与えない、適量を超えない」という事が大事です。
ワンちゃんの健康のためにも、飼い主さんは気をつけてあげましょう。
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