ネコちゃんは基本的にキレイ好きなので、自分で体をなめてお手入れをします。 それ以外に、飼い主さんによるブラッシングもネコちゃんにとって必要なケアです。 これは、ブラッシングをしながら被毛に異常がないかチェックもでき、ネコちゃんの健康状態を把握することもできます。 ネコちゃんにブラッシングが必要な理由や、その方法についてご紹介します。
via pixabay.com
ブラッシングで病気予防に
飼い主さんのブラッシングが必要である大きな理由の一つは、大量の毛を飲み込ませないためです。
換毛期と呼ばれるネコちゃんの被毛が生え変わる時期は、グルーミングによって多くの抜け毛を飲み込んでしまいます。
飲み込んだ抜け毛を吐き出せれば問題ないのですが、飲み込んだ抜け毛の量が多すぎたり、吐き出せない場合、ネコちゃんの消化器官へ毛が溜まってしまうのです。
体内に毛が溜まり過ぎると毛球症にかかるリスクもでてきます。
ネコちゃんの病気を防ぐためにも、飼い主さんは定期的にブラッシングをしてあげましょう。
ネコちゃんが嫌がらないブラッシング
初めてネコちゃんをブラッシングする時には、無理に押さえつけず手早く済ませましょう。
ネコちゃんは寝ている時を除くと、じっとしているのが苦手な動物です。
長い時間をかけてブラッシングをするのは、負担と感じてしまいます。
ネコちゃんの気分を見ながら、少しづつ慣らしていくようにしましょう。
ブラッシングに使用するブラシは、硬いものではなくシリコン製などの柔らかいもので、優しくかけてあげましょう。
基本的にブラッシングはネコちゃんが嫌がらない場所からスタートするのが効果的です。
後頭部や首の周辺から始めて、背中から腰、しっぽへとブラシをかけます。
嫌がらないなら、次に仰向けにしてお腹をブラッシングしてあげてください。
毛の流れにそって行うのがポイントです。
換毛期にするブラッシングのコツと発見したノミの処理方法
前述しましたが、ネコちゃんは換毛期になると大量に被毛が抜けます。
特に春から夏にかけての時期は抜け毛が多く、グルーミングする回数も自然に増えます。
この時期のブラッシングは、毛の処理がしやすい浴槽でおこなったり、粘着テープなどを使用すると後処理がしやすくなります。
また、ノミを取るためにはコームの使用をオススメします。
ただし、発見したノミは絶対につぶさないようにして処理しましょう。
ノミをつぶすと卵がネコちゃんに付いてしまい、孵化して再び増えてしまいます。
コームをキッチン用洗剤を少量溶かした熱湯につけるか、テープにノミをくっつけて始末してください。
日常的なブラッシングで健康チェック
ネコちゃんを普段からブラッシングしていると、ネコちゃんの健康状態をチェックすることができます。
被毛にいつもはない変化が見られたり、体を触られるのを嫌がったりするなど、病気を早く発見することにもつながります。
また、換毛期でなくてもネコちゃんの被毛は抜けますし、グルーミングは日常的にしています。
短毛種のネコちゃんは日に一度、長毛種のネコちゃんは、朝と晩にブラッシングをおこなってあげましょう。
コメント