人間と同じように犬にも生理があります。 避妊手術をしなければどのメス犬も生理がきますので、あらかじめに対処方法などを知っておきましょう。 今回のコラムでは、犬の生理周期や症状についてご紹介します。
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生理の周期や期間について
人間の生理は12歳〜15歳頃に始まり、約28日周期で排卵、出血します。
犬の場合は、生後半年ほどで生理が始まりますが、最初の発情期は犬によって始まる時期が違います。
小型犬の場合は1年間に2〜3回、大型犬は1〜2回生理がきます。
生理の期間は出血をしていない期間も合わせると
- 発情期前 約10日間
- 発情期 約10日間
- 発情期後 約2ヶ月間
- 無発情期 約3ヶ月間
犬によって個体差がありますので、上記の数値はあくまで目安です。
犬の生理の症状は?
犬の生理は人間の生理と違い、出血をしていても発情期は妊娠します。
そのため、妊娠を望まない方は発情期には、雄犬から隔離するよう注意しましょう。
「妊娠前期」の症状は出血が確認できます。
この時期はまだ雄犬を受け入れる準備ができていないため、雄犬が近づくと威嚇をする場合があります。徐々に出血が収まり雄犬を受け入れる準備ができます。
出血から10日〜15日ほどで発情期を迎え、妊娠ができる体になります。
排卵は多いと10個以上排卵するため、妊娠すると多くの子犬が生まれることがほとんどです。
また、発情期を迎えた雌犬は、雄犬に対し妊娠できることを知らせるために、尻尾をカギの様にくねらせます。
「発情後期」は約60日間続きます。
この時期は、黄体ホルモンが分泌されているため、「想像妊娠」をする犬もいます。
妊娠をしていないのにお腹が膨らんだり母乳が出たりしますが、この症状は時間と共に収まります。
「無発情期」は黄体ホルモンの分泌が終わり、穏やかになり落ち着いてきます。避妊手術に適した時期です。
犬の生理は何歳まであるの?
人間は高齢になると閉経しますが、犬は生涯生理があります。
ただし、高齢になるとホルモンバランスが崩れ、出血が見られなくなる場合があります。
しかし、生理がなくても症状はあるので、攻撃的になったり、落ち着きがなくなったりします。
まとめ
犬も人間と同じ様に生理があるので、飼うときは周期や症状をしっかりと知っておく必要があります。
生理期間中や発情期中は、妊娠を望まない場合には雄犬を近づけない様にすることが大切です。
生涯妊娠を望まない場合、犬のために避妊することを考えてあげる必要もあります。
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