海外でも人気の柴犬と秋田犬ですが、写真を見る限り、外見は似ているように見えます。 しかし、実際見比べてみると、全く違うのです。 今回は柴犬と秋田犬の違いをご紹介します。
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柴犬と秋田犬の違い①:大きさ
柴犬と秋田犬は、子犬の時期は分かりにくいものの、成犬になれば、その体格が大きく変わってきます。
オスの柴犬で体高40cm、体重10kgが標準です。
これに対して、秋田犬のオスは体高65cm~、体重45kg~とかなりの大きさになります。
メスの成犬はやや小型になりますが、その大きさの差は歴然としています。
もともと柴犬は、キジやウサギなどの狩猟犬として飼われおり、秋田犬は熊狩りの狩猟や闘犬用として飼われていました。
柴犬と秋田県の違い②:毛並み
秋田犬は東北地方の豪雪地帯で飼われ、柴犬は関東地方寄りの比較的気候が温暖な地域で飼われてきました。
そのため、寒さや暑さに対して毛並みの違いがあります。
秋田犬の毛並みは、下毛と上毛との二層構造です。
下毛は高い密度で生え、上毛は硬い直毛になっており、特に耐寒性の高い構造になっています。
柴犬も同じく二層構造ですが、秋田犬ほど耐寒性はありません。
逆に夏の暑さに対しては、秋田犬は暑さに弱く、柴犬は暑さに強いのが特徴です。
暑さ・寒さへの耐性の違いは、飼育上の注意点にもなります。
柴犬と秋田県の違い③:性格
両犬とも飼い主さんには忠実ですが、その他の人にはなつきにくいです。
特に秋田犬はその傾向が強く、子犬の頃からしっかりとしつけないと、飼い主さんにもなつかないこともあります。
柴犬も同じように、訓練でしつけることが大切です。
犬には狼の血を引き、群れのリーダーが統率する本能があります。
特に柴犬と秋田犬は他の犬種より本能が強いです。
しっかりしつけをすれば、番犬にもなり飼い主さんに忠実なパートナーになってくれます。
その他の違い
体の大きさが違えば、もちろん寿命も違います。
大型犬の秋田犬の寿命は柴犬より短く、秋田犬の平均寿命が10年であるのに対し、柴犬の平均寿命は15年です。
また、柴犬と秋田犬では顔が似ているようにも見えますが、顔つきにも違いがあります。
柴犬は顔のパーツのバランスがとれていますが、秋田犬は中心に寄り集まっています。
秋田犬特有の顔つきです。
まとめ
子犬の頃で判別つきにくい両犬ですが、成犬になると体の大きさや顔つきに違いが出てきます。
滅多にないことだと思いますが、「柴犬だと思ったら秋田犬だった」なんて、うっかりがないようにしましょう。
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