散歩のときに飼い主さんに寄り添って歩いているワンちゃんを見て「しつけができてるなぁ」と思ったことありませんか? リーダーウォークは飼い主と犬がつかず離れずの距離を保つことで事故などに巻き込まれることを予防する効果があります。
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リーダーウォークの大切さ
犬が自由に動き回れる状態では、道端に落ちているものを食べたり、他の犬へ噛みついたりするなど事故につながってしまう場合があります。
リードを付けなかったことが原因で自転車に乗っていた人に怪我を負わせてしまい、飼い主に300万円の支払い命令が出た事例もありますので、犬だけでなく飼い主の安全を守るためにも重要となってきます。
リーダーウォークのしつけ方法 準備編
・ご褒美の準備
おやつやおもちゃを用意してあげましょう。また、「よしよし」「いいこ」など、なでてあげたり誉めてあげるのも効果的です。
・首輪、リードの準備
リードは120cm~180cmほどの長さのものを準備します。伸縮するフレキシブルリードでは動きを抑えるのが難しいため、最初は長さが決められているリードを使うようにしましょう。
・環境の準備
おもちゃなど、気が散るようなものがあると集中できず、効果があまり得られない場合がありますので、犬の気を引くものは片付けて、集中できる環境を作ってあげましょう。
リーダーウォークのしつけ方法 実践編
・首輪とリードを付けて歩かせる
まずは首輪とリードをつけて室内を歩かせてみましょう。
近くの物に興味をひかれたり地面のにおいを嗅いで立ち止まったりしますが、この行動は犬にとっては自然な行動です。
この行動を矯正するのがリーダーウォークの目的となります。
・リードを引いたらしかる
首輪をつけていればリードを強く引っ張ると首に圧力がかかりますが、多くの犬は多少苦しい程度では引っ張りをやめてくれません。
引っ張った時に低い声で「ダメ」といってあげましょう。
・近くによってきたらご褒美をあげる
リードを引っ張り怒られた犬は、飼い主との距離を探して飼い主の横にくるようになります。よってきたら「よしよし」「いいこ」などほめてあげたり、おやつなどのご褒美をあげましょう。
徐々に「飼い主の横に並べばいいことがある」と学習していきます。
・歩くスピードや散歩するルートを変える
横に並んで歩くことに慣れてきたら、歩くスピードを変えたり散歩のルートを変えてみましょう。
新しい物が目に入り興味を引きつけるかもしれませんが、そのような状況でもリーダーウォークができるよう何回も繰り返ししつけましょう。
・ご褒美の回数を減らす
リーダーウォークを覚えたら、ご褒美を与える回数を減らしていきます。毎回ご褒美を与えてしまっていると飽きてしまったり、肥満の原因にもなります。
最終的には「よし」「いいこ」など誉めてあげるだけにしましょう。
まとめ
リーダーウォークを覚えることで、飛び出しや噛みつきなどの事故を防ぐことができ、飼い主さんも安心してワンちゃんと散歩に出かけられます。
また、ワンちゃんとのコミュニケーションも深まるので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
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