犬を飼っている人であれば、犬にチョコレートは厳禁だということは常識として知っていることかもしれません。 しかし、実際食べるとどうなってしまうのでしょうか。 犬用に考案されたチョコレートもあるということなので、バレンタインに愛犬に本命チョコをあげられるかもしれません。
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ワンちゃんにチョコレートは大丈夫?中毒の危険性
チョコレートに含まれるテオブロミンという成分が、犬に中毒症状をもたらすと言われています。
テオブロミンはカカオに含まれる苦味成分で、カフェインの仲間です。
チョコレートに含まれるのは0.5%~2.7%ほどで、コーラにも含まれています。
それからお茶、ガラナの実にも少量含まれています。
カフェイン同様に弱い大脳興奮作用と呼吸興奮作用、利尿作用があり、さらに心臓の鼓動が早くなる心悸亢進作用が強く働きます。
バレンタインに本命チョコを愛犬にあげたい人もいるでしょうが、特に心臓病にかかりやすいシニアや小型犬に与えるのは心配です。
犬にとっては危険な食べ物なので、与えないようにしましょう。
ワンちゃんのチョコレート中毒症状とは?
犬のチョコレート中毒症状には、嘔吐や下痢、異常な興奮、発熱、多尿、心拍数低下、筋肉の痙攣、てんかん発作などがあります。
中には昏睡状態になって死に至るケースもあります。
どうして中毒になってしまうのかと言うと、犬にはテオブロミンを解毒分解する能力が生まれつき備わっていないためで、人間や他の動物と比べるとその能力が非常に低いのです。
体内に入ったテオブロミンが分解排泄されるスピードは、17.5時間でわずか半量と言われています。
また、中毒症状は摂取後6~12時間後に出ることが多く、摂取後24時間は注意したい時間帯とされています。
バレンタインの本命チョコを愛犬に与える場合は、犬用のチョコレートを与えることが必須だということが分かります。
人間用のチョコを食べてしまったら?
与えまいとしていても、目を離した隙に飼い主が食べていたチョコレートを愛犬が食べてしまう事故が起こることもあります。
犬の体重やチョコレートのカカオ含有量によって、中毒量や致死量は異なるため、犬によってチョコレートの量の計算は難しいのが現状です。
もし、犬がチョコレートを食べてしまったら、まず体外に出すことが大切なので、動物病院に電話して催吐処置をしてもらいましょう。
食べてから時間が経ってしまうと、胃洗浄の必要性が出てきたり命の危険性が出てきたりしますので素早い対処が必要です。
ワンちゃんには犬用チョコレート!
ワンちゃん用のバレンタイン向け商品がいくつかあります。
見た目は高級感のある美味しそうなトリュフですが、もちろんチョコレートは一切入っておらず、野菜と豆で作られた商品はアレルギー持ちの子も安心です。
ワンちゃんの顔型に作られたキュートなスポンジケーキはまるでぬいぐるみのようです。
人間のアレルギー用お菓子に用いられるイナゴマメの粉、キャロブパウダーを使ったチョコに似た風味のケーキです。
まとめ
人間が食べるチョコレートは、犬にとっては大変毒性の強いもの。
でも、バレンタインデーを一緒に楽しみたいという飼い主さんもいるのではないでしょうか。
そんな飼い主さんは、犬用のチョコレートをプレゼントしましょう。
健康的な食品から作られたものが色々あるので、選んであげましょう。
きっと楽しいバレンタインになるはずです。
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