人間と同様に、実は犬も肩こりになるのをご存知ですか? さまざまな仕草をする犬にも「こり」はあるのです。 今回は愛犬のための肩こりを解消するマッサージ方法をご紹介します。
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好きだからこそ肩こりに!?
犬が肩こりになる原因は複数ありますが、原因の一つが「飼い主を見上げる」ことです。
人間よりも小さい犬は必然的に、飼い主を見上げることが多くなります。
好きで見上げてくれてるのに、それが肩こりの原因になってしまうのです。
また、鎖骨がないことも原因の一つとされています。
胴体が前足と筋肉でつながっているために、肩周辺の筋肉が硬くなりやすいのです。
さらに最近では、人間と同様にストレスや生活習慣病の増加も肩こりの原因といわれています。偏った食事や過剰な量の食事で肥満になり、肩こりにつながるなど、人間と同様の問題を抱えているのです。
このような肩こりを解消してあげるのに、マッサージをしてあげましょう。
マッサージにはまずリラックスから
肩こりを解消するには、どのようなマッサージをしていけばよいのかご紹介します。
人間の肩に当たる部分が犬は腕の付け根部分になります。
全身を支えているこの部分をほぐしていきましょう!
まず大切なのが犬をリラックスさせることです。
「伏せ」や横向きの姿勢にすることで、マッサージされる犬のストレスを減らしてあげてください。
マッサージにはいくつかやり方があります。
1つめは肩や腕をぐるぐる回す方法です。
2つめはリンパ節やツボマッサージ、最後に皮膚をつまみあげるマッサージもおこなってあげましょう。
犬の正しいマッサージ方法
肩、腕や手首の順にぐるぐると、ゆっくり円を描くようにマッサージするやり方です。
まず、腕の付け根に手のひらをあて、優しくまわします。
そして、指の腹で優しく指圧してあげましょう。
順に肘、手首同じように行います。
その後、背骨の近くまで撫でるように力を徐々に強くしていきます。
前足が終わったら、後ろ足も同じようにしてください。
腹部のあたりは内臓があるので、気をつけましょう。
リンパ節のやり方も同じになります。
犬も脇の下にリンパ節があるのでそちらを円を描くように優しくマッサージします。
皮膚をつまみあげるマッサージは簡単で、背中の皮膚をつまみあげてください。
強くやりすぎると嫌がられてしまうので優しくやるのがポイントです。
まとめ
肩から前足はねんざや骨折のほか、関節症などが起こりやすい部位です。
マッサージするとともに、簡単なチェックを同時に行いましょう。
まずは肩の可動域を調べます。
腕の付け根を中心にして、腕を前後に動かします。
ある一定の角度になって力みがでる場合は何らかの痛みがあり、腱に炎症が起きている可能性があります。
たまに愛犬のマッサージをして健康を見てあげると、より一層信頼関係も深まるのではないでしょうか。
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