飼い主さんが食べている食べ物を「一口ちょうだい」とせがんでくるワンちゃんですが、飼い主さん的にもついつい甘やかして与えてしまいがちです。 しかし、人間には大丈夫でも犬には毒物となる食べ物もあります。
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犬に危険な食べ物①:ネギ類(玉ねぎ、ニラ、ニンニクなど)
玉ねぎに含まれる成分が赤血球を破壊してしまうため貧血を起こしてしまいます。玉ねぎを煮込んだスープのようなエキスが含まれているものも同じく危険です。
量によっては死にいたりますので、ゆり科の植物は絶対に与えないようにしましょう。
犬に危険な食べ物②:キシリトール
少量でも血糖値が低下してしまい、おう吐や歩行困難、内出血などの危険があります。
キシリトール摂取後、半日から1日で急性肝不全がおこったケースもありますのでキシリトール成分が含まれている食べ物は与えないようにしましょう。
犬に危険な食べ物③:カカオ類
カカオに含まれる成分が中枢神経を刺激する毒素となり、不整脈やけいれん、発作などの症状を起こします。カカオが含まれている量の多いビターチョコなどは危険ですがミルクチョコレートなどカカオの量が少ないチョコレートは症状が出にくいといわれていますが、ワンちゃんの健康にはよくないので控えるようにしましょう。
犬に危険な食べ物④:人間用の内服薬
人間用に処方された薬を獣医さんの判断なしに与えるのは危険です。万が一ワンちゃんが誤飲してしまった場合は、すぐに獣医さんに診てもらうようにしましょう。
また、人間用の栄養補助食品やサプリメントなども危険といわれていますので、室内飼いの方はワンちゃんの手が届かない場所に保管するようにしましょう。
犬に危険な食べ物⑤:レーズン、ブドウ
摂取して3時間後にはおう吐や下痢、腹痛などの症状があらわれ、3~5日後には腎不全を起こす場合があります。重症の場合では腎不全から死亡した例もあります。
犬に危険な食べ物⑥:アボカド
アボカドを丸々1個食べるほどの量を摂取したときに、下痢やおう吐が発症するといわれています。
アボカドに含まれているペルジンという成分が毒物になります。これは、果実の部分だけでなく葉っぱや種、樹皮にも含まれています。
市販のペットフードの中にはアボカドが使われているものもありますが、少量であれば大丈夫との声もあります。
犬に危険な食べ物⑦:マカデミアナッツ
おう吐や高熱、心拍数の増加などの症状がでますが、マカデミアナッツに含まれているどの成分が原因かまではわかっていません。
まとめ
人間には消化できても犬には消化できない成分があり、それらが毒素となりワンちゃんの体調に変化が起きてしまいます。普段から犬の手が届かないよう保管するようにするなど、ワンちゃんの健康管理にも気をつけましょう。
万が一食べてしまうようなことがあった場合、すぐに獣医さんに診てもらうようにしましょう。
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