遊んでいるときや、家の中を歩いているとき、突然猫が噛みついてくるということがあります。噛みつくのには、愛情表現だったり、遊びのつもりだったり、嫌だという意思表示だったり、いろいろな理由があります。そんな猫の噛み癖についてご紹介します。
猫が甘噛みをする理由
甘噛みをするのには、いくつかの理由があります。一つ目は愛情表現です。猫は小さい頃、親や兄弟と噛み合いをしながら育ちます。母親が子猫を甘噛みすることや、子猫が母親を甘噛みするのには愛情表現の意味があり、その感覚が残っているため、大きくなっても甘噛みをしてしまうのです。
また、小さい頃の癖が残っているということも。子猫のときに飼い主さんが手を使って遊ばせてしまったために、ペットが人間の手は噛みついても良いものだと認識しまうケースはよくあります。子猫であっても、手を噛ませて遊ぶのはやめましょう。
遊びの流れ? シンプルな攻撃?
遊びの流れとして噛むことも少なくありません。猫には狩猟本能があり、獲物を見つけると飛びかかる習性があります。そのため、人間の手や足が獲物に見えると、興奮して噛みつくことがあるのです。
一方、遊びのつもりではなく、シンプルに攻撃しているケースもあります。例えば、飼い主さんに構われ過ぎたとき。猫は構われ過ぎるのを嫌うため、長時間撫でられると嫌になって噛むということがあります。
遊びのつもりでも攻撃のつもりでも、噛み癖があると飼い主さんがけがをしてしまうおそれがあり、危険です。早めにやめさせることをおすすめします。
甘噛みさせないためには?
噛み癖がある場合は、噛んだときにしっかり叱りましょう。猫が噛みついたら、「こら!」や「だめ!」と言うようにします。いつも同じ言葉で叱るのがポイントです。また、手や指を噛まれたときに、猫の口に手を押し込むのも有効です。猫は苦しい思いをするため、学習して噛みつきたがらなくなります。他には、狩りごっこをさせて遊ばせるのもおすすめです。普段から狩りができるおもちゃで遊んでいると、狩猟本能が満たされて、人間には噛みつかなくなります。
まとめ
猫が人を噛むのには、癖や狩猟本能といったように、さまざまな理由があります。噛み癖をなくすには、噛まれたらすぐに叱ることと、普段からおもちゃで狩りの遊びをさせておくことが有効です。飼い主さんがけがをしないように、早めに対策をしましょう。
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