飼い犬の夜鳴きは、都市部の住宅街や集合住宅で犬を飼われている飼い主の方にとって頭の痛い問題です。実は夜鳴きには必ず原因がありますので、正しい原因を突き止めて対処すれば、おとなしくなるかもしれません。
子犬の夜鳴きの原因
子犬の夜鳴きの原因は、主に飼い主に対して鳴いている場合が多いです。
新しい環境にやってきた子犬は、夜ひとりぼっちになると、寂しく不安な気持ちになってしまい鳴いてしまう事があります。子犬は通常母犬に育てられる場合、体を舐めたり、兄弟同士でくっついたりと、触れあいながら育てられることが多いので、周りに仲間がいない、慣れない環境では不安を感じてしまうのも仕方のないことですね。
そんなときは、小屋にタオルやクッションを詰めて、その中で過ごせるようにしてあげると良いです。詰めすぎると動けなくなるので、適度に入れて、タオル代わりにぬいぐるみを入れても良いです。
暖かい湯たんぽは母犬や兄弟の体温に近いので安心する効果があります。
意外なことですが、アナログタイプの時計をタオルで包んで入れるのも有効といわれています。時計の秒針の音は、母親の心臓の音に聞こえるので、子犬は安心するのだそうです。
大人になっても夜鳴きをする犬
大人になっても鳴きやまない犬は、基本は無視して、ハウスの上に布を覆い被せて様子がわからないようにすると、そのうち鳴きやむこともあります。また運動不足から夜も落ち着かずに鳴くこともあるので、日中は散歩など十分に運動をさせるようにしましょう。
老犬になって鳴くような場合は、耳や目が不自由になってきて周囲の様子を把握しにくくなり鳴くような場合や、認知症からくる夜鳴きがあります。日中は日光を浴びさせて体内時計を調節させ、夜は声をかけて、マッサージしてあげてリラックスさせましょう。
原因のない夜鳴きはない
犬の夜鳴きには必ず原因があります。犬の気持ちを飼い主が直接知ることはできませんが、「クンクン」や「ワンワン」と、鳴き方によっても、犬の状態をある程度は把握することができますので、なぜ鳴くのか様子をよく見て対処法を考えてあげましょう。
まとめ
寂しいときや体が痛いとき、飼い主に近くにいて欲しいときなど、犬が鳴く原因は様々です。特に夜は昼間とは様子が一変し静寂が訪れますので、余計に鳴きやすくなります。飼い主として、よく考えて一生懸命対応してあげましょう。
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