犬が欲しい!
犬と一緒に暮らしたい!
と、思いペットショップに向かう人も少なくはないと思います。
しかし、その前に…
よくよく考えてみましょう。
犬と暮らすためには、年間どれぐらいの費用が発生するか考えたことはありますか?
毎日のごはん代ぐらいじゃない?
と、思う人…要注意ですよ。
育て方によっては、子どもが1人増えると思ってください!
メイン写真:わんにゃんフォトコンテスト 愛美ちゃん
犬を迎えると、お金がかかると言われる理由とは?
犬に発生する費用は、大きく分けて、3つに分けられます。
・生活費
・医療費
・娯楽を含む、その他
当然、犬の体の大きさにも伴い、3つの費用は変わってくるのです。
小型犬料金:~7kg
中型犬料金:8kg~16kg
大型犬料金:17kg~
などの体重区分によって、料金も大きく変わります。
生活費
犬を向かえてから愛犬が亡くなるまで、毎月必ず発生する費用です。
ドッグフード
ドッグフードの種類も様々です。
ペットショップで売っているドッグフード
病院で販売しているドッグフード
限られた場所でしか購入が出来ないプレミアムフードがあります。
今回は、一般的にペットショップで販売しているドッグフードで計算をします。
月に発生するドッグフードの費用
小型犬:¥3,000~¥5,000(×12か月分)
中型犬:¥4,500~¥7,000(×12か月分)
大型犬:¥6,000~¥9,000(×12か月分)
年間で計算すると、小型犬でも¥36,000~¥60,000の費用が、毎年必ず発生します。
愛犬用グッズ
トレーニングで使うおやつやリード、首輪、おもちゃ、クッション、愛犬用ベッド、レインコートや季節の変わり目に伴うお洋服など。
毎月発生するものではありませんが、季節の変わり目や体の成長に伴い発生する費用です。
月に発生する愛犬グッズの費用
小型犬:¥2,200~¥2,500(×12か月分)
中型犬:¥3,000~¥3,500(×12か月分)
大型犬:¥4,000~¥5,000(×12か月分)
ペットシーツ
ペットシーツも犬を迎えるとなると必需品です。
たまに綺麗好きで、自宅内ではトイレはしない、というタイプの犬もいますが基本はペットシーツでトイレをします。
月に発生するペットシーツの費用
小型犬:¥1,500(×12か月分)
中型犬:¥2,000(×12か月分)
大型犬:¥3,000(×12か月分)
小型犬で、年間¥18,000の費用が発生します。
シャンプー
トリミングサロンにお願いする場合です。
トリミング犬種と呼ばれるカットが必要な犬は、高額になるケースもあります。
シャンプーは、月に1回が理想とされています。
月に発生するトリミング費用
小型犬:¥6,000~¥18,000(×12か月分)
中型犬:¥8,000~¥20,000(×12か月分)
大型犬:¥10,000~¥22,000(×12か月分)
自宅でシャンプーする場合は、この半額以下に費用が抑えられますが、トイプードルやチワワ、ポメラニアンなどの毛が長いトリミング犬種と呼ばれる犬たちは基本トリミングサロンに預ける事が多いです。
小型犬で年間、¥72,000~¥216,000の費用が発生します。
光熱費
昔は、犬に冷房や暖房なんて必要ない!
などの厳しい時代もありました。
しかし、現在は冷房や暖房を入れて外出することが当然となっています。
また、夏場には熱中症で沢山の犬たちが命を落としていることも事実です。
エアコン稼働した場合の費用
¥3,000~¥5,000(×12か月分)
エアコンの稼働時間は、住んでいる地域によっても変動します。
生活費トータル(年間)
小型犬:¥187,000~
中型犬:¥246,000~
大型犬:¥312,000~
医療費
医療費は、病気をしなければ発生しない費用ではありません。
義務化されているワクチンの狂犬病予防ワクチンをはじめ、ノミダニ予防やフィラリア予防、混合ワクチン接種など、病気や怪我をせずとも発生する費用は沢山あります。
また、動物病院によって診療費はもちろん、予防接種費用等も異なります。
狂犬病予防
狂犬病予防接種は、年1回に必ず接種しなくてはいけない義務ワクチンです。
¥3,500~¥5,000(全犬種共通)
再診代、初診代は含みません。
混合ワクチン接種
年に1回、混合ワクチンを接種します。
混合ワクチンは、任意ですが病気にならないための予防接種と考えてください。
混合ワクチンを接種していないと、ドッグランにも入れない、一緒に旅行も行けないことがあります。
2種~10種までありますが、動物病院により混合ワクチンを扱う種類は異なります。
基本は、5種混合ワクチン、7種混合ワクチン、8種混合ワクチンを接種することが多いと考えてください。
混合ワクチン費用
5種混合ワクチン:¥5,000~¥7,000(全犬種共通)
7種混合ワクチン:¥7,000~¥9,000(全犬種共通)
8種混合ワクチン:¥8,000~¥10,000(全犬種共通)
再診代、初診代は含みません。
ノミダニ予防
マダニを含む、ノミダニ予防薬の毎月の費用
小型犬:¥2,000~¥3,000(×12か月分)
中型犬:¥3,000~¥5,000(×12か月分)
大型犬:¥4,000~¥6,000(×12か月分)
再診代、初診代は含みません。
小型犬で年間、¥24,000~¥36,000の費用が発生します。
小型犬~大型犬で料金が大幅に異なるのは、薬の成分の保有量が変わる為です。
フィラリア予防
フィラリア予防薬を愛犬に与える前に、血液検査が必要になります。
フィラリアに感染した状態で、薬を与えてしまうとショック症状を起こすことがあり、命の危険を伴います。
血液検査をして、フィラリアに感染していないかどうかを調べてから薬を与えることになるため、血液検査費用も発生します。
血液検査:¥8,000~¥13,000(基本全犬種共通)
フィラリア予防薬の毎月の費用
小型犬:¥2,000~¥3,000(×7か月分)
中型犬:¥3,000~¥5,000(×7か月分)
大型犬:¥4,000~¥6,000(×7か月分)
再診代、初診代は含みません。
フィラリア予防を行うのは、蚊が発生する1ヶ月後~蚊が終わる1ヶ月後までです。
関東の場合は、4月~11月までと考えて良いでしょう。
沖縄など、暖かい地域では年間蚊が発生している場所では年中予防が必要です。
小型犬でおおよそ、¥14,000~¥21,000の費用が発生します。
避妊去勢手術
愛犬の子どもを望まないのであれば、早めに避妊去勢手術をすることが1番です。
早いうちにすることで、病気のリスクを下げられます。
避妊去勢手術の費用
おんなのこの場合:¥30,000~¥80,000(避妊手術)
おとこのこの場合:¥25,000~¥60,000(去勢手術)
再診代、初診代は含みません。
避妊手術が去勢に比べて高い理由は、開腹手術になるかどうかの違いです。
1泊2日の入院になることが多くあります。
健康診断
人と同様、犬も年に1回の健康診断が必要です。
血液検査、触診、超音波検査、レントゲンなど検査項目はかかりつけ医の動物病院の先生と相談することも出来ます。
検査内容によって大幅に費用も異なります。
健康診断費用
小型犬:¥10,000~¥30,000
中型犬:¥15,000~¥40,000
大型犬:¥20,000~¥50,000
再診代、初診代は含みません。
6歳以降、シニア犬の仲間入りをしたら、年に2回の健康診断を推奨されます。
医療費トータル(年間)
小型犬:¥97,500~
中型犬:¥121,500~
大型犬:¥145,500~
娯楽を含む、その他
犬を飼っていれば一緒にドッグランや旅行に行くこともあると思います。
ドッグランの利用料金、旅行の宿泊費用、急な外出で不在になってしまう場合、ペットシッターやペットホテルに預ける事もあるかもしれません。
また、怪我や体調不良になることもあり、急な出費が発生することもあります。
ペットホテル、ペットシッター
ペットシッターは、自宅まで来てお世話をしてくれるため、割高になることがあります。
ペットホテル、ペットシッターを利用した場合の費用
小型犬:¥5,000~¥10,000(ホテル1泊分、ペットシッター2,3時間分)
中型犬:¥7,000~¥13,000(ホテル1泊分、ペットシッター2,3時間分)
大型犬:¥9,000~¥15,000(ホテル1泊分、ペットシッター2,3時間分)
ドッグラン、旅行
月1回のドッグラン利用料金や旅行に行った場合の費用です。
ドッグラン利用、旅行に行った場合の費用
小型犬:¥7,000~¥20,000
中型犬:¥10,000~¥25,000
大型犬:¥12,000~¥30,000
急な怪我、病気
犬もやはり動物です。
どんな時に怪我や病気をするかどうかは分かりません。
¥100,000で済めば、安い方かもしれません。
胃腸炎:¥30,000~
何度も通院が必要になることもあります。
手術の場合は、高額になります。
骨折をした場合:¥200,000~
骨折をした場合は、手術が必須になります。
手術後の経過観察も重要です。
膝蓋骨脱臼(パテラ)の場合:¥300,000~
膝蓋骨脱臼(パテラ)は、グレードにより手術を行うかどうかの判断になります。
膝蓋骨脱臼(パテラ)が悪化している場合は、手術費用が¥600,000を超えることもあります。
動物病院は自由診療
動物病院の診療費用は、動物病院により異なります。
ペット保険などに加入をしていなければ10割負担になりますので、日頃より備えておきましょう。
愛犬を迎えて毎年かかる必須費用
小型犬:¥284,500~
中型犬:¥267,500~
大型犬:¥457,500~
この費用は必ず掛かる必須費用になります。
また、犬を飼うときにはケージやリード、首輪などの初期費用が必要になります。
まとめ
命を預かると考えて、この費用を安いと考えますか?
高いと考えますか?
病気になったからいらない、というのは、許されません。
しかし、実際愛護センターに持ち込まれる多くの理由でもあります。
犬は、飼い主さんにしか頼れません。
私たちのように自分で友達や出会いを作り、楽しいことができる訳ではありません。
この命と10~20年付き合うことを真剣に考えてからお迎えしましょうね。
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著者:miki.m
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