猫だって分離不安症になることもある?!猫の分離不安の症状とは?

猫は、分離不安症にならないと思っている人も多いのではないでしょうか?
猫は単独で生きる動物です。

犬のように群れを作る動物ではないため、分離不安症にはなりにくい。と、言われていますが、なかには飼い主さんに依存しすぎてしまう猫もいます。
依存しすぎてしまった結果、分離不安症になることもあります。

分離不安症とは?

近年、飼い主さんの事を母猫のように感じる猫も増えてきている。との研究結果が発表されました。

しつこすぎず、離れすぎず、猫と一定の距離感を保ちながら、猫が求めてきたときに可愛がる。
そのような猫が求めている生活スタイルに飼い主さん側があわせてきた結果ではないかとも言われています。

結果、飼い主さんと離れる事に対し、ストレスを感じ問題行動が発生するのです。

飼い主さんが外出の準備を始めると、猫が怒りはじめたり、足に絡みついたりことはありませんか?
気まぐれのように見えて、実は寂しいから行かないで。という猫なりの表現です。

分離不安症の猫の問題行動

鳴き続ける

猫が鳴くときは、お腹空いた時や綺麗な水が飲みたい時など、何か要求がある時、などと今までは考えられていました。
飼い主さんを呼ぶ時にもひたすら鳴き続けます。

食欲不振

長時間のお留守番が数日続いた場合など、分離不安の猫にとっては非常にストレスになります。
猫は非常にナイーブですので、極度のストレスを感じると、ごはんを食べなくなることも少なくはありません。

何日も続くと栄養失調にも繋がります。
分離不安症が原因で、栄養失調にならないように気を付けましょう。

不適切な場所でのトイレ

飼い主さんが自宅にいる時には、まったく失敗をしない筈のトイレをわざと外したり、部屋の真ん中でうんちをしたり、片付けるために戻ってこないかな?
などの試す行動をします。

壁におしっこをかける男の子(猫)も多いようです。

破壊行動

飼い主さんが外出する時に限って壁や家具で爪とぎをするのは、分離不安の症状です。

また、犬のようにベッドを引きちぎったりなどは行いませんが、飼い主さんのタオルやブランケットをひたすら舐め続けてボロボロにしてしまうこともあります。

その他の問題行動

目立ついたずらや問題行動をしないものの、不安から手足をひたすら舐め続けて炎症を起こす場合や、嘔吐をすることもあります。
また、飼い主さんへの依存が強い猫ほど、外出時に引っ掻いたり、噛みつくこともあります。

分離不安症は非常に精神が不安定な状態

分離不安症になってしまうと、飼い主さんにとっても猫にとっても良い事は1つもありません。
それどころかお互い負担になり、ストレスになります。

鳴き続けることで、興奮状態が続き、ストレスホルモンの分泌により、胃腸障害を引き起こす危険性もあります。
胃腸障害を引き起こし、動物病院に入院をした場合は、尚更ストレスを感じ、病気も治りにくい状態が続きます。

分離不安症になるかもしれない傾向

お留守番の時は、とても良い子だから大丈夫!
と、油断してはいけません。
分離不安症は、10歳を超えてから発症することもあります。

分離不安症の傾向があるかどうか確認してみましょう。

・飼い主の行動を常に目で追っている
・家の中で部屋を移動しようとすると追って後をついてくる
・トイレやお風呂などで、姿が見えなくなると落ち着きなく動き回る
・外出の準備を始めるとおろおろした様子で落ち着きがなくなる
・いきなり食欲不振に陥る
・外出中、いたずら(破壊行動)をしたような痕跡があった
・自宅にいる時には異様に甘えてくる

分離不安症にならないために

可愛がり過ぎない

猫はとても気まぐれですので、甘えてきてくれる時には思う存分、甘やかしてあげたいですよね。
飼い主さんが抱っこしたい時にさせてくれなかったり、撫でようとするとスルっと避けられてしまったりすることもあるのではないでしょうか。

猫が抱っこしてほしい時には抱っこし、猫が遊んでほしいと催促した場合にはすぐに遊ぶ対応をしていると、飼い主さんへの依存度が強くなります。
猫が抱っこしてほしいと要求してくるのは、とても可愛いですが、数回に1回のみ対応するなどしましょう。

外出には声を掛けない

外出時には、ついつい愛猫に声をかけがちですよね。

「いい子にしててね。すぐ帰ってくるね」などの声を掛けてしまうと、これから飼い主さんはいなくなってしまう!
という不安を増長させてしまうだけになってしまいます。

落ち着く場所を作ってあげる

猫は、落ち着く場所ができるとその場所で1日のほとんどの時間を過ごします。
落ち着ける場所がないと、飼い主さんに依存してしまうこともあるため落ち着ける場所を2.3箇所作ってあげてください。

キャットタワーを購入する
猫が好きそうな形のベッドを購入する
など、少しずつ猫の居場所作りを行うことは大切です。

まとめ

分離不安症になってしまうと、飼い主さんの行動や時間も制限されてしまいます。

愛猫自身も飼い主さんがいないと、不安や恐怖に陥り、何か気を紛らわせる事をしていなくちゃ!
など、落ち着きのない状態が続くだけでなく、嘔吐や下痢が止まらないなどの症状を引き起こすことも少なくはありません。

もしかして、分離不安症かも?などの傾向が出ている場合は、早急に愛猫との生活を見直す必要があります。
まず何から始めれば良いか分からない場合は、獣医師、動物の行動学の先生などに相談してみることをおすすめします。