ワンちゃんの耳のお手入れ、どうしていますか? ティッシュで拭き取っている人もいれば、チェックしていない人もいると思います。 高温多湿の日本では耳の中は汚れやすく、病気につながるおそれもあるため、しっかりとケアしてあげることが大切です。 ワンちゃんの健康をまもるためにも正しいお手入れ方法を知っておきましょう。
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トイプードルに耳そうじが必要な理由
トイプードルを代表とするたれ耳の犬種は、特に耳の中が蒸れやすく汚れやすい状態になっています。
耳そうじをせずに放っておくと汚れが溜まり、異臭がしたり黒ずんだり不衛生な状態になります。
耳の汚れが原因で病気にかかることもあるので、定期的に正しくお手入れをすることが大切です。
また、耳の病気が発生しやすいのは、特に湿気が多くなる梅雨から夏にかけてといわれています。
ですが、冬だからといって怠るのもいけません。
今から耳の汚れをチェックする習慣をつけ、湿度の高くなる時期までに慣れさせてあげましょう。
外見の状態はもちろん、ワンちゃん自身が前足でかいたりしていないかこまめに見てあげてください。
ただし、毎日ケアするのもよくありません。
手入れのしすぎで耳の中を傷つけないよう、気を付けましょう。
耳そうじの方法
トイプードルの耳そうじに使うのは、イヤークレンザーとコットンです。
犬用綿棒を使う人もいますが、ワンちゃんの耳は特にデリケートなので、なるべくこすらないものがオススメです。
イヤークレンザーを耳の中に適量垂らし、耳を塞ぐようにして後ろから前に向かって優しくマッサージするよう親指と人差し指でもみます。
しばらくすると泡と一緒に汚れが出てくるので、それをコットンで優しくふき取ってあげましょう。
つい耳の中に残った液体を取りたくなりますが、耳の中を傷つけてしまうので、それ以上取らないでください。
残った液体はワンちゃんが頭を振れば出てくるので、飼い主さんは外に出てきた汚れを取るだけで大丈夫です。
気を付けてあげたい耳の病気
耳の汚れを放置していると、思わぬ病気の原因になってしまうことがあります。
トイプードルはたれ耳であるのと同時に、毛が抜けにくく固まりやすいという特徴があるため、中耳炎や外耳炎などの病気にかかりやすいといわれています。
耳の中は通気性が悪く湿気がこもりやすいため、トイプードルの耳は細菌が繁殖しやすい環境にあるのです。
首を振ったり、耳をかいたりといった行動を頻繁に見かけるようなら、一度耳の中を確認してあげましょう。
放置しても良くなることはないので、赤くなったり変な匂いがしていたら獣医さんに相談しましょう。
特に耳の病気は繰り返しやすいので、予防してあげることが大切です。
場合によっては毛抜きも
耳の汚れを防ぐには、定期的な耳そうじ意外にカットの仕方も工夫してみてください。
また、耳掃除意外にも毛抜きが耳の病気を防ぐために効果的です。
実はトイプードルの耳は、何もしていないと耳の中にまで毛が生えてきます。
放っておくと穴を塞いでしまったり、汚れが絡まってしまうことがあるので、適度に抜いてあげましょう。
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