寒い冬こそ気を付けて!飲水量が減る事で起こる怖い病気!

冬になると寒くて、知らず知らずのうちに飲水量は減る傾向にあります。
それは人だけではなく、犬や猫にも見られがちです。

飲水量が減る事で、怖い病気「尿石症」に発展することもあるのです。

尿石症とは?

尿石症(尿路結石・尿結石)とは、尿に含まれるタンパク質、リン、カルシウム、マグネシウム、尿酸などの、尿成分が結晶化し、尿路である腎臓、尿管、膀胱、尿道のどこかに結石化した固形物が詰まってしまう病気です。

結石の大きさは、様々で尿が出にくくなったり、血が混じったり、結石が大きくなると尿が出なくなることもあります。
炎症や痛みを伴うため、頻尿にもなりやすくなります。

尿が出せない状況が続くと、尿毒症や膀胱破裂など違う病気へもつながります。

尿石症になる原因は?

原因は様々で、冬に多い原因のひとつに飲水量が減る事や、運動量の減少があります。

水分不足

飲水量が減ると、尿が濃縮されやすくなり、結晶ができやすい状態になってしまいます。

夏などは、暑いため犬や猫は自ら水を多く飲みますが、冬になると家の暖かい空間にいる事が多く喉が乾かないため水を飲む量は落ちます。
ミネラルウォーターは、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムが特に多く含まれているので、犬や猫に常備水として与えることは避けましょう。

食べ物

手作りごはんを与えるのは愛情たっぷりで良いことだと思います。
しかし、その手作り食にはマグネシウムやカルシウム、リン酸、シュウ酸などが沢山入っていませんか?
ほうれん草はシュウ酸が多く含まれているので、与えすぎには要注意です。
少量であれば、とても健康に良い食べ物になります。

基本的には、尿中に含まれ体の外に排出されますが、尿中の濃度が高くなっている時には気を付けましょう。

感染症

猫では稀ですが、犬は細菌性の膀胱炎になることがあります。
膀胱炎になると、炎症が起こり、尿pHがアルカリ性になる、尿石の原因となるアンモニウムが増加する、などの原因で結石化しやすくなります。

遺伝的要因

猫は、遺伝的要因は少なく、全猫種のオスが罹りやすい病気ではありますが、犬は結石ができやすい犬種もあります。

・ダルメシアン
・シーズー
・シュナウザー
・チワワ
・ヨークシャーテリア
・ダックスフンド

上記の犬種は特に結石が出来やすいため、一緒に暮らしている場合は気を付けましょう。

尿石症の症状

どんなに気を付けていたとしても結石が出来てしまうこともあります。
犬や猫はどんな症状を示すのでしょうか?
もしひとつでも当てはまった場合はすぐに動物病院へ急ぎましょう。

犬の場合

・トイレを失敗する
トイレとは異なる場所、もしくは間に合わずトイレの手前でしてしまう。
・頻尿
1日にトイレに何度も行くが、少量しかしていない。もしくはしない。
・血尿
尿に血が混じっている。薄いピンク色になっている場合も出血している可能性。
・尿の色が混濁している
尿の色が濁っている、朝でもないのにとても濃い。
・尿の臭い
普段とは比べものにならないほど臭くなる。
・食欲がなくなり、元気がなくなる
食欲がなく、うずくまる姿勢をとることが増える。

猫の場合

・頻尿
1日にトイレに何度も行くが、少量しかしていない。もしくはしない。
・トイレをしている時間が長い
トイレに行くのになかなかトイレをせずトイレ周辺をうろうろする。
・陰部を舐める
陰部を舐めたり、お腹周辺を気にする素振りが多い。
・トイレで鳴く
トイレをしたいが、痛くて尿が出ない時に鳴くことがある。
・血尿
尿に血が混じっている。薄いピンク色になっている場合も出血している可能性。

上記の行動が見られた場合

もし、丸1日尿が出ていない場合は、動物病院へ行ってください。
様子を見てみよう。
と、思わないでください。

1日以上尿が出せていない状態が続くと、急性腎不全となり、尿毒症を起こす危険性があります。
尿が出ていない場合は、様子を見てはいけません。

尿石症にならないために

・運動させる
猫は室内で、猫じゃらしやレーザーなどを使用し、走り回らせるなどの運動をさせると良いでしょう。

犬はお散歩時間を増やしたり、家でもボールを投げたりなど、運動不足にならないようにすると良いです。
・飲水量を増やす
尿を薄めるために水を沢山飲ませましょう。

運動した後であれば、水も沢山飲みます。
その他、フードに水を入れる。
水にヨーグルトを少量混ぜることで、水分を接種しつつ腸内環境を整える。
ささみやお肉を茹でて、茹で汁を少量水に混ぜる。
など、一工夫してみても良いですね。

猫は肉食なので、お肉の茹で汁を混ぜる方が飲水量はアップします。

・食事に気を付ける
良質なタンパク質やビタミンCをとることで、 尿石を予防しやすくなります。
鶏肉や青魚を普段のフードにトッピングするなど、メチオニンが豊富に含まれているタンパク質を接種することも予防には効果があると言われています。

まとめ

冬こそ気を付けたい尿石症、この寒い冬も沢山運動をして、ごはんを食べて、水を飲んで元気に冬を乗り越えましょう。

尿石が出来ている場合は、少し様子がおかしかったり、痛くて機嫌が悪いこともあります。
毎日様子を見ているからこそ分かるサイン、
トイレの回数減ったかな?
アレ、今日トイレしてないじゃない?
そんなちょっとした気付きが大切ですよ♪