日差しが強く暑い夏では、ネコは昼間にほとんど動かないので食欲が落ちてしまいますが、涼しくなるにつれて活動も活発になり、ご飯の食べる量が増えていきます。 今回のコラムでは秋の食欲旺盛なネコちゃんのメカニズムと対処方法をご紹介します。
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春夏秋冬で食欲の変化が起こるネコの体内メカニズム
実はネコの体のメカニズムで4ヵ月のサイクルで摂取カロリーが変わるのはご存知でしょうか?
最新の研究で38匹のネコを対象におこなった結果、季節ごとの食事量は
春:ふつう
夏:少ない
秋:ふつう
冬:多い
ということがわかりました。これには運動量と体が必要としているエネルギー量の変化、日照時間や気温の変化も関連しているのではないかといわれていますが、はっきりしたことはまだわかっていません。
秋は太る?原因と健康管理は
夏から秋への季節の変わり目になると活動量も増え、食欲も増えてきます。自然と食事の量も増えますので太るネコちゃんが多いといわれていますが、肥満予防のために食事の量を調整してあげる注意も必要です。
飼い主さんによっては手作りのおやつを与えている方もいらっしゃると思いますが、そのような場合は、夕食のカロリーを減らしてあげるなどカロリーコントロールもしてあげましょう。
人間と同じようにネコちゃんも肥満になってしまうと病気にかかるリスクも高くなります。
食べ物をねだる姿が可愛く、ついつい与えがちになってしまう方も多いと思いますが、健康管理をしてあげることもネコちゃんに対する愛情の一つではないでしょうか。
しかし、夏バテが原因で食欲が低下していたネコちゃんは秋になると夏バテで落ちた体力を取り戻そうと食事の量が増える場合もありますので、様子を見ながら食事の量を調整しましょう。
その他の健康管理のポイント
季節の変わり目には寒暖の差が大きくなりますので体調不良になってしまうネコちゃんもいらっしゃいます。ネコはデリケートな動物なので室内を一定の気温にするなど生活環境を整えてあげるのも大切です。
また、夏は体力が落ちてしまい感染症にもかかりやすくなってしまっている場合もありますので抜け毛など体の状態をチェックしてあげるようにしましょう。
まとめ
人間と同じように暑い夏から涼しい秋になればネコちゃんも活動的になり食欲が増してきます。
低下した体力を回復するために食べる量が増えますが食べ過ぎは肥満の原因にもなりますので様子を見て食事の量を調整するようにしましょう。
また、季節の変わり目は寒暖の差が大きくなりますので、室内の気温を一定にするなど生活環境を整えてあげるようにしましょう。
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