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ヨークシャーテリアのシャンプーの頻度は2週間に1回が理想。自宅シャンプーの仕方を徹底解説

ヨークシャーテリアの最大の魅力といっても過言ではない、キレイな光沢のある、絹のように細くて長い美しい被毛。実は、あのキレイなサラサラの被毛をたもつためには、毎日のブラッシングと2週間に1回のシャンプーが必要不可欠です。

今回は、ヨークシャーテリアのシャンプーについてご紹介したいと思います。

ヨークシャーテリアのシャンプー

ヨークシャーテリアのシャンプーの頻度は、2週間に1回が理想です。
通常、犬のシャンプーは3週間~1か月に1回と言われることも多いのですが、ヨークシャーテリアは別です。絹のような細い毛がからまないように、艶やかな被毛をたもつために、ヨークシャーテリアは、他の犬種より皮脂の分泌が多いのです。
そのため、1か月に1回のシャンプーでは、皮脂がたまりすぎてしまい、被毛がベタベタになってしまいます。被毛がベタベタした、不衛生な状態がつづくと、皮膚の病気である「皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)」や「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」に感染してしまうこともありますので、注意が必要です。

ヨークシャーテリアを自宅でシャンプーするコツ

毎回、プロのトリマーにお任せすることができれば、問題はありませんが、実際トリミング費用は安いものではありませんよね。ヨークシャーテリアを自宅でシャンプーする方法、シャンプー前に準備するもの、シャンプーの手順をご紹介します。

準備するもの

・ブラッシングスプレー
・ブラシ(スリッカー・コーム)
・犬用シャンプー
・犬用コンディショナー・リンス
・タオル2枚
・ドライヤー

シャンプーの手順

ブラッシングをおこなう

シャンプーをする前に、ブラッシングをしましょう。
ブラッシングスプレーを体中に、たくさんかけてください。特にもつれ毛や、からまりやすい足先、ワキの下、お尻のまわりにかけると、スムーズにブラシが通りやすくなります。
もつれ毛や毛玉がある状態で、シャンプーをしてしまうと、もっと毛がからまってしまいますので、ブラッシングはシャンプー前に必ずおこないましょう。

全身をぬるま湯で濡らす

シャワーの温度は、35~38℃に設定しましょう。犬は人と異なり、体温がたかいので、少しぬるいぐらいがちょうど良い温度です。シャワーヘッドを体に押し当てるようにして、おしり部分から頭にかけて少しずつ濡らしていきます。しっかり体全身を濡らして、毛についた皮脂やよごれを落としてからシャンプー液をつけましょう。

シャンプー液をつける

シャンプーは、薄めてから使用する希釈タイプと、そのまま使用する原液タイプのものがあります。シャンプーの裏にかいてある、パッケージをよく読み、希釈タイプのものは何倍かに薄めましょう。

原液タイプのものだとしても、洗面器などに何プッシュかシャンプーをだして、お湯とスポンジで泡立ててから使うと、毛の上で泡立てる作業がへりますので、時間短縮することができます。女性の洗顔ポイップをイメージすると、わかりやすいですね。

泡立てたシャンプー液を手ですくい、やさしく洗ってあげてください。ヨークシャーテリアの被毛は、細いのでわしゃわしゃと人の髪の毛を洗うようにしてしまうと、シャンプーの途中でも毛がからまってしまいます。やさしく、なでるように洗いましょう。

おしりから後肢、背中、おなかまわり、首、前肢を洗い、最後に顔まわりを洗います。目の中に泡が入らないように、気を付けながら指の腹の部分で洗います。

肛門腺絞りができない場合は、自宅シャンプーで無理やりする必要はありません。無理やりすると、おしりまわりに炎症を起こしてしまうことにもつながります。動物病院かトリミングサロンにお願いしましょう。

シャンプー液をながす

シャンプー液をながす順番は、顔まわり、首、背中、お腹、おしり、最後に両足です。シャンプーは、液をつけた順番とは、逆の方向に流していく、と覚えておくとべんりです。

コンディショナー(リンス)をつける

コンディショナー(リンス)もシャンプー液と同様、希釈タイプと原液タイプがあります。あらかじめ、洗面器などに水とコンディショナー(リンス)を混ぜておくと便利です。足先やワキなど、毛のからまりやすいところに塗りこむように、つけてください。コンディショナーをよく体になじませたら、シャンプー液同様、顔まわりから順番に流しましょう。

タオルドライをする

タオルは、バスタオルとハンドタオルの2枚用意しましょう。
まず、ハンドタオルで体についた水分を、軽くふきとります。体がびしょびしょの状態だと犬自身もブルブルできません。水分を多少ふきとってあげることで、犬も自分でブルブルして体についた水を飛ばしてくれます。
その後にバスタオルで、丁寧に水分をふきとります。タオルドライでしっかりと水分を吸収すると、その後のドライヤーの作業がとても楽になります。

ドライヤー

タオルで、毛の表面の水分を吸収したらドライヤーをかけましょう。しっかりと毛を乾かさないと、毛玉ができたり、毛がパサパサとしてしまうだけでなく、毛の中で細菌が繁殖してしまい、皮膚病の原因にもなります。

ドライヤーをかける前に、1度スリッカーやコームで被毛をとかします。突っかかりがある毛の部分は、やさしくとかしてあげましょう。理想は、コームでとかしながらドライヤーをかけることですが、自宅ではむずかしいと思いますので、ドライヤーとコームを交互に行うようなイメージで毛を乾かします。
最後にドライヤーの冷風で、全身の毛を整えてあげると、まとまりやすく、静電気もたちにくいのでおすすめです。

顔にドライヤーをかけるとき

顔のドライヤーは、犬も嫌がりますので、顔だけ自然乾燥という家も多いと思います。
ただ、ヨークシャーテリアの毛は細いため、顔の毛をしっかり乾かさないと、毛がまとまらなくなってしまいます。毛がまとまらないと、毛が目の中に入り目を傷つけてしまい、涙が出やすくなるので注意が必要です。
下あごの毛をもち、顔が動かないようにして、弱風で横からドライヤーをかけましょう。ときどき、コームでとかすと、まとまりやすいでしょう。

自宅でヨークシャーテリアをシャンプーするときの3つのポイント

1.とにかく素早く!

シャンプーやトリミングは、犬にとってストレスがかかるだけでなく、体力もかなり消耗します。いそいだり、雑にする必要はありませんが、シャンプーを事前泡立てる、タオルは最低2枚準備をして水分をしっかりとる、などムダな時間を可能な限り、はぶいてあげましょう。

2.おさえつけない

シャンプーをするときは、嫌でお風呂場の中を逃げまわるかもしれません。そのときに、おさえつけて無理やりシャンプーをすると、シャンプーの時間よりも、おさえつけられるのが嫌でもっと暴れるようになってしまいます。お風呂場の中を逃げまわっていたとしても、やさしく声をかけたり、タオルドライの合間におやつをあげたりして、愛犬の気を引きながらシャンプーをしてあげてください。

3.ドライヤーでしっかり毛を乾かす

ドライヤーでしっかり乾かさず、半乾きだと皮膚が湿った状態になります。皮膚が湿っていると、雑菌が繁殖して、皮脂が出すぎてしまう「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」などの皮膚炎トラブルをおこすことにもつながります。
ドライヤーの温風と冷風を使用し、しっかり毛の根本から乾かしましょう。

まとめ

「ヨークシャーテリアのシャンプーの頻度は2週間に1回が理想。自宅シャンプーの仕方を徹底解説」はいかがでしたか?

ヨークシャーテリアは、犬のなかでも特に皮脂腺が多く、毎日ブラッシングをすればするほどキレイな毛並みになりますが、2週間以上シャンプーをしないと毛がベタベタになってしまいます。愛犬の皮膚をまもるためにも、シャンプーは適度に行いましょう。

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