愛犬はお散歩が大好きですよね。
「お散歩」と、いうキーワードを聞くと大喜びで玄関に走って行ったり、リードを咥えて持ってくる愛犬もいるのだとか?!
首輪やハーネスを着けて、さぁお散歩に出発!!
と、家を出た瞬間に飼い主さんの前を歩きはじめる愛犬も多いのではないでしょうか?
でも実際は、飼い主さんの前を歩くのはあまりよくないと言われていますよね…
メイン写真:わんにゃんフォトコンテスト ルイちゃん
なぜ飼い主さんの前を歩きたがるの?
お散歩が好き
犬にとって、お散歩の時間、何かごはんやおやつを食べている時間、飼い主さんと過ごす時間、この3つの時間は愛犬にとって1日の中で最も幸せな時間と言われています。
お散歩に出た瞬間、外のにおいや音、室内とは違う視界などの刺激から、お散歩の嬉しい気持ちが抑えきれずリードを引っ張って、飼い主さんの前を歩いてしまう愛犬も多いと考えられています。
トイレに行きたい
家の中では、トイレをしない愛犬もいます。
お気に入りのトイレスポットや電柱をめがけて、または落ち着いてトイレが出来る場所まで急いで行く場合、リードを引っ張り飼い主さんの前を歩きます。
飼い主さんを案内してあげている
お散歩に出て、前を歩くがリードを引っ張らず一定の距離を保ちつつ、何度も振り返りながら歩いてくれる場合は、飼い主さんをお散歩ルートに案内してあげているような気分になっているのだと考えられています。
毎日同じように一緒にお散歩しているはずなのに、とても可愛いですよね。
飼い主さんを下に見ているかも…!?
リードを繋いで外に出た瞬間、前を歩くだけでなくいきなり走り始めようとしたり、好き勝手に自由気ままに歩き始めたり、お散歩コースも愛犬任せ…
という場合は要注意です。
飼い主さんを自分(犬)より下に見てしまっていることがあります。
愛犬が飼い主さんをお散歩してあげている、案内してあげている。
と、愛犬が勘違いしてしまっているケースです。
飼い主さんが怪我や体調不良で、お散歩に行けない場合、吠えて飼い主さんを呼んでみたりなどと、問題行動に発展しやすいため気を付けてくださいね。
飼い主さんの前を歩くのはダメなの?
愛犬と飼い主さんの事故防止のために、隣を一緒に歩くと良いでしょう。
飼い主さんの前を歩くリスク
歩道や路地をお散歩していたりすると、いきなり自転車が出てきてびっくりした!
と、いう経験がある人も多いのではないでしょうか?
愛犬が前を歩いていると、避けきれずぶつかってしまい怪我をしてしまう危険性があります。
また、ぐいぐい引っ張りながら歩くと、気管が首輪で絞まってしまい、呼吸が苦しくてもっと引っ張って歩こうとするため、飼い主さんがふとした拍子に転んでしまう事例もあります。
小型犬で力が強い犬種もいますが、中型犬、大型犬が引っ張るとお散歩がなかなかの重労働となります。
家族でも力の強いお父さんしかお散歩が出来ない、などとなってしまった場合は、お父さんも大変ですし愛犬も可哀想です。
一緒に隣を歩くためには
お散歩の最中、愛犬とコミュニケーションをとっていますか?
ただ、歩き回るだけのお散歩になってしまってはいませんか?
愛犬に話しかけたり、アイコンタクトをしながら歩くと愛犬は自然に飼い主さんを見上げられる距離を歩くようになります。
信号待ちをしている最中も
「少し待っててね。」など、声を掛けるだけでも愛犬は飼い主さんを見上げてくれます。
また、歩いている間にも愛犬の名前を呼ぶと振り向いてくれると思います。
何度も何度も声を掛けながら、アイコンタクトをしてお散歩って楽しいね、と一緒に共有することによって段々と飼い主を見上げながらお散歩をするようになります。
名前を呼んでも振り返ってくれない場合は、最初はおやつやフードを使ってアイコンタクトの練習を行いましょう。
アイコンタクトをすると、良い事がある!と、1度でも学習した場合は、何度も飼い主さんを見上げながら頻繁にしてくれるようになります。
お散歩中にアイコンタクトをした場合は、その場でおやつをあげて沢山褒めてあげましょう。
だんだんと、おやつをあげたりあげなかったりと回数を減らしていくことで、アイコンタクトをする習慣がつきます。
リードを引っ張るのは逆効果
愛犬がリードを引っ張るから、と逆にもっと強く引っ張ってしまう飼い主さんもいます。
しかし、飼い主さんがリードを引っ張って抑制しようとすると愛犬はもっと強い力で引っ張りながら歩こうとします。
それは、犬ぞりと同じ理屈で犬の習性とも言われています。
リードを飼い主さんが引っ張ってしまうと、もっと強く引っ張って歩くようになってしまうので、気を付けてください。
まとめ
お散歩している愛犬ちゃんを見ると、飼い主さんをぐいぐい引っ張りながら歩く愛犬ちゃんもいますし、何度も飼い主さんの顔を見上げながら「お散歩って楽しいね」を一緒に共有しながら歩く愛犬ちゃんも目にとまります。
愛犬のため、安全も考慮しつつ、お散歩を一緒に楽しむ気持ちで、毎日のお散歩に出かけてくださいね。
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