ジメジメとした梅雨の季節がやってきました。
お散歩に出てカッパを着ていても足やお腹周りが濡れてしまったり…
愛犬ちゃんだけでなく、飼い主さんにとってもちょっとうんざりしますよね。
お散歩から帰ってきたらそのまま濡れたまま、自然乾燥になってしまってはいませんか?
皮膚がジメジメしてしまうと、ホットスポットの原因ともなりますので、注意が必要です。
ホットスポットとは?
ホットスポットとは、「急性湿性皮膚炎」や「化膿性外傷皮膚炎」と、呼ばれる急性湿疹です。
外の気温が上がってくる6月~8月にかけて、増える皮膚病です。
中でも6月の梅雨時期には、気温だけでなく湿度も高くなるため、注意が必要です。
皮膚の一部分にのみ突然、腫れや痛み、毛が抜ける脱毛症状が発生する為ホットスポットと呼ばれます。
数時間~半日程度で急に発症するため、朝はなんともなかったのに、昼にいきなり脱毛して!
と、飼い主さんが困惑することも珍しくありません。
皮膚病の一種ではありますが、痒みより痛みの方が強いと言われています。
犬は突然の痛みに混乱し、舐めたりホットスポットになった部分をかきむしるような行動をとる為、血液や体液がにじみ出てしまいます。
結果、発症してから数時間で、大人の握りこぶしほどの脱毛が出来てしまいます。
ホットスポットが発生した場合
気が付いたら脱毛が出来ている!
愛犬が掻き毟っている。
痛みから悲鳴をあげている。
などということもあり、ホットスポットが出来てしまってから家庭での対処法は、ありません。
少しでも皮膚がただれているかな?
など、異変を感じた場合は動物病院へ行きましょう。
ホットスポットが発症しやすい犬種
全犬種に発症することがありますが、中でもアンダーコート(季節によって毛が抜ける犬)がある犬は、発症しやすい傾向にあります。
アンダーコートがある犬
・シベリアンハスキー
・ゴールデンレトリーバー
・柴犬
・チャウチャウ
・ポメラニアン
など、アンダーコートある犬の中でも毛が密に生えている犬種は、特に注意が必要です。
ホットスポットを発症しないために
では、ホットスポットを発症しないためには、どのようなことに気を付けるべきでしょうか。
ブラッシングをこまめに
ブラッシングには、皮膚を刺激して血流をよくする効果などもあります。
また、全身にブラシを通すことで、皮膚の中に入り込んだ細かいホコリやゴミなども取り除くことが出来ます。
抜け毛を処理するだけでなく、愛犬の体をマッサージしてあげている。
と、思いながらブラッシングをしてあげてください♪
生乾きは絶対NG!
毛が生乾きのまま自然乾燥をすると、表面の毛はすぐに乾きますが、皮膚の中の毛が生乾きのままジメジメした状態が続いてしまいます。
ジメジメした状態だと、皮膚の中で雑菌が繁殖してしまうため、ホットスポットや皮膚病を発症させる原因ともなります。
湿度と温度のチェック
高温多湿だとやはり毛が蒸れやすくなりますよね。
室温は26度以下と、人は少し肌寒いぐらいが犬にとっては理想です。
また、湿度も40%を超えないように気を付けて、空気清浄機を使用するなどの工夫が必要です。
まとめ
この梅雨時期である6月~8月までに気を付けたいホットスポット、突然発症した場合はうろたえることもあると思いますが、様子を見るのではなく迷わず動物病院へ行きましょう。
ホットスポットを発症しないために、こまめなブラッシングもかかさず行いましょうね♪
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