1人暮らしの人がペットを飼う時の悩みの一つが世話の大変さです。 仕事中に留守番がきちんとできるのかなど心配は尽きません。 ただ、犬に比べてネコの方が1人暮らしでも安心して飼うことができるペットだといえます。 一人暮らしの方にネコをオススメする理由をご紹介します。
via pixabay.com
ネコは群れを作らない動物
ネコはもともと群れを作る動物ではありません。
そのため、犬のように常に仲間である飼い主さんと一緒に行動したいという習性はあまりないといわれています。
1人暮らしの人がネコを飼い、日中は家の中に誰もいないという状態であっても、ネコは一匹で気ままに好きなことをして過ごしています。
散歩をする必要もなく、部屋が小さくてもキャットタワーなどある程度の高さを自由に移動できるようにしておけば大丈夫です。
一日中運動もせずに家にいたら太ってしまわないかが心配、と思われるかもしれませんが、ネコの場合は適切な餌の量を守れば肥満になることもありません。
これらのことが1人暮らしの人に、ネコをペットとしてオススメする理由の一部なのです。
費用はどのくらいかかる?
費用面から見ても、一人暮らしの人がネコをペットとして飼うのはオススメです。
ネコを飼う際、一番最初に揃えるものはトイレやフードを入れるお皿、新鮮な水がいつでも飲めるボウルなどネコの生活に必要なものです。
野良ネコを拾ってきた場合、見た目が元気でも一度動物病院へ連れていく必要があります。
病院へ連れて行く理由は、ノミやダニなど人間に影響を与える虫や病気を持っている可能性があるからです。
動物病院の予防接種などの初期費用として約10000円、妊娠を望まない場合には避妊や去勢も必要になり、オスで20000円前後、メスで35000円前後が必要になります。
爪とぎグッズやフードも飼い続けなければなりませんが、これらの費用を平均すると毎月3000円~8000円程度の費用しかかからないのです。
ネコを飼う時の注意点
ネコは一匹でも留守番ができるので、たっぷりのフードと新鮮な水、綺麗なトイレを用意しておけば1泊程度の旅行なら問題がないといわれています。
ネコは基本的に単独行動に慣れているので、一人暮らしでも飼いやすいのはそのためです。
当たり前ですが長期の旅行の際は、ペットホテルやペットシッターが必要になりますし、病気になると医療費も必要になります。
自宅の壁で爪とぎをしてしまったり、オスの場合は部屋の中でマーキングをしてしまうことがあるので、しつけをキチンとする必要があります。
また、屋内で飼うとどうしてもトイレの臭いや、ネコの臭いがつくため、賃貸の退去時に多額の修繕費が必要になるケースがあります。
しつけについては、犬よりもネコの方が時間がかかるといわれており、根気よく取り組む必要があるそうです。
最後まで飼う覚悟を
ネコは事故などに合わない限り、一般的に10年以上は一緒に生きていくことになります。
ネコも人間同様命があり、生きていますので1人暮らしの寂しさを紛らわせるためだけの物ではありません。
ネコを飼うことを決めたら、ネコの性格や毎月かかる費用などしっかりと認識し、最後まできちんと世話をするという気持ちが必要です。
コメント