重い病気の子どもたちを支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(理事長キンバリー・フォーサイス http://sokids.org/ja/)は、東京都立小児総合医療センター(http://www.byouin.metro.tokyo.jp/shouni/)にファシリティドッグ・プログラムを8月1日より正式導入します。
シャイン・オン!キッズは、専門的なトレーニングをつんだ病院に常勤する犬“ファシリティドッグ”を、2010年1月より静岡県立こども病院に、2012年7月より神奈川県立こども医療センターに派遣。同センターで7年ぶり国内3例目、東京都内では初めての導入となります。
ファシリティドッグは、病院内での安全なコントロール技術を習得した看護師資格を持つ“ハンドラー”とともに、入院患者の治療に寄り添います。
ファシリティドッグ・ハンドラー紹介
名 前 : 大橋真友子(おおはしまゆこ)
職 種 : 看護師、臨床経験16年
小児病院時代の同僚である森田優子(神奈川県立こども医療センターのファシリティドッグ、アニーのハンドラー)の活動に興味を持ち、ハンドラーを目指す。現役子育て中の4児の母。
ファシリティドッグ紹介
名 前 : アイビー
犬 種 : ラブラドール・レトリーバー(メス)
誕生日 : 2017年1月22日(7月26日現在、2歳6か月)
出身地 : アメリカ合衆国カリフォルニア州生まれ
シアトル郊外育ち
育 成 : アシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイ(アメリカ合衆国ハワイ州)
ファシリティドッグの大きな特徴は、毎日同じ病院に勤務し、個々のニーズに合わせた活動を行うことです。プレイルームでの触れ合いから、つらい検査や手術室への付き添い、リハビリ支援なども行います。ときどき訪れて短い時間だけふれ合うのではなく、同じ犬がいつもそこにいて、多くの時間を繰り返し過ごせることが、入院治療している子どもたちの心の励みになります。
本導入は、日本歯科医師会と日本財団による歯の妖精「TOOTH FAIRY」プロジェクト、夢の貯金箱(故中嶋正俊様協力、日本財団実施)、2018年度 日本郵便年賀寄附金助成、GREEN FUNDING by T-site SHARE CHRISTMAS 2014を主体に、多くの企業、団体、個人のご支援により実施しました。
認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズとは
2006年7月に発足。設立者の息子のタイラーは2歳を目前に白血病とのたたかいの末、短かすぎる生涯を閉じました。つらい闘病生活でも笑顔を絶やさなかったタイラーの勇気と自分たちの経験を役に立てたい、という気持ちからスタートした活動は今年13年目を迎えました。
小児がんや重い病気の治療に向き合う子どもたちは、長期にわたる入院治療生活で不安や大きなストレスとたたかっています。日本の医療レベルは世界で最も進んだものといえますが、患者や家族のサポート面に課題があると私たちは考えます。長くつらい入院治療中でも、子どもたちが笑顔を忘れずにいられるように、独自の「心のケア」のためのプログラム、ビーズ・オブ・カレッジを20病院、ファシリティドッグ・プログラムを3病院に導入。2017年からは、小児がんサバイバー対象のワークショップ「キャンプカレッジ」を実施しています。
http://sokids.org/ja/
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