猫を拾った場合にするべきこと

現在、暖かい陽気が続き、陽が出ている時間がのびました。
猫の繁殖シーズンの到来です。
猫は、季節繁殖動物といわれ、日照時間が長くなると繁殖期を迎えます。

それに伴い、子猫の捨て猫も増えます。
また、家猫ではない、地域猫と呼ばれる飼い主さんがいない(野良)猫たちは去勢・避妊をしていなかった場合、どんどん増えていってしまいます。

そんなとき…
目の前に今にも保護してあげなければ、亡くなってしまいそうな子猫がいた場合、あなたはどうしますか?
素通りしますか?
今すぐ保護しなきゃ!助けてあげたい!
という気持ちになりますか?

メイン写真:わんにゃんフォトコンテスト ぽてちちゃん

子猫を拾った場合にまずするべきこと

まずは動物病院へ

捨て猫と思われる、子猫を拾った場合はまず動物病院へ駆け込みましょう。
素人目では、おそらく生後何日目かどうかの判断がつかないと思います。
目がまだ開かないと思っていたら、目ヤニで開かない場合もあります。
衰弱している場合もあります。

また、母猫が地域猫だった場合、ノミやダニが大量に寄生し感染症に罹っている場合もあります。
病院で検査をして貰い、生後2ヶ月未満の場合は猫用のミルクを与える必要があるため、病院でミルクを購入し、看護士から教えてもらいましょう。

家に連れて帰ってから

タオルで体を拭く

家に着いたらすぐに暖かいタオルで体を拭いてあげてください。
動物病院で、様々な検査をして体力を消耗しているのに、汚れているからとシャンプーをして、無駄に体力を消耗させる必要はありません。

体力が回復して、少し元気になったらシャンプーをしてあげても良いかもしれません。
当日シャンプーは、動物病院から指示があった場合にだけ、行いましょう。

寒い日の場合

わんにゃんフォトコンテスト かりんちゃん

4~6月でも少し肌寒いかな。
と、感じる日もありますよね。

そんな日は、すぐに保温してあげましょう。
ペットボトルに温めたお湯を入れ、ペットボトルをタオルでぐるぐる巻きにして、触れて少し暖かいかな、と思えるぐらいにしてください。
そのタオルで巻いたペットボトルと子猫の体をタオル包んであげてください。

子猫は、自分で体温調節が上手に出来ないため、少し肌寒い日だとどんどん体力が奪われてしまいます。

子猫の家を作ろう

子猫の家を作ってあげましょう。
子猫がまだ生後3か月未満の場合は、立派なキャットハウスを用意する必要はありません。

段ボールで十分です。
段ボールにペットシーツを敷き詰めて、その中にふかふかのタオルを入れてあげると良いでしょう。
汚れたとしてもすぐに変えることが出来るので、清潔かつ安全です。
それだけでなく段ボールには、保温性もあるため、通気性の良いハウスよりも夜はぬくぬく過ごすことができます。

ごはん(ミルク)のあげ方

わんにゃんフォトコンテスト ぷりんちゃん・たるとちゃん

最低生後2か月までは、子猫用のミルクをあげましょう。
子猫用のミルクは必要な栄養素が沢山入っています。
人間の牛乳やペット用ミルクは、下痢する可能性もあるので与えないでください。

ペット用哺乳瓶は沢山ありますが、口が小さい子猫には哺乳瓶の中でも細口乳首のものがおすすめです。
また、ミルクをあげる時は、人の赤ちゃんと同じく人肌に温めて、うつぶせの状態であげましょう。
子猫のお腹が上を向く、仰向けの状態ではミルクを飲むことが出来ないだけでなく誤飲することもあります。

ミルクを飲んでくれない場合

・ミルクの温度が下がっている可能性
再度温めてください。

・子猫の体勢
母猫から授乳させてもらえる体勢が1番適切な体勢です。
うつ伏せにさせて、顔が少し上にあがるぐらいが飲みやすい体勢です。

・哺乳瓶からミルクが出ていない可能性
哺乳瓶を逆さにした時にミルクが出てこない場合は、乳首の切り込みを少し切って大きくしても良いでしょう。

離乳食への移行

生後2ヶ月を過ぎてきたら離乳食をあげてみましょう。
子猫用フードに温めた子猫用ミルクを入れて、ふやかします。

最初は、子猫用ミルクを多めに入れて、ほぼミルクのような状態からスタートすると食べ始めてくれます。
少しずつミルクの量を減らしていき、4か月~5か月頃にはほぼカリカリごはんの状態で満足するようにしてあげましょう。
子猫用ミルクは、猫にとってとても美味しいので、いつまでもミルクを欲しがりますが、少しずつ少なくしてあげないとカリカリごはんだけで食べなくなってしまうので気を付けましょう。

ミルクや離乳食を与えた後にするべきこと

体重を測ろう

ミルクを沢山飲んでいるように見えて、口の下に垂れ流し状態になってしまっていることも少なくありません。
飲んでいるはずなのに、痩せていく…もしや病気?!
と、疑う前に…

ミルクをあげる前と後に猫の体重を確認しましょう。
そして、与える量(作った)ミルクの量を覚えておきましょう。

ミルクを飲んでいれば、その分体重が増えますが、少ししか増えていない場合はほぼ飲んでいないということですので、再度ミルクをあげましょう。
体重を測るときは、キッチンスケールが便利です。

トイレをさせよう

生後1ヶ月半未満の場合、自力でトイレは出来ません。
排泄をさせる場合は、ちょっと濡らしたティッシュで子猫のお尻と陰部をポンポンと軽くたたいて、刺激させてあげましょう。
出ないな。と、思って覗き込むとおしっこ攻撃を浴びることもありますので気をつけてください。

子猫のお腹が張っているけど、排泄させられない状態が2日続いた場合は動物病院に行ってください。
生後2~3ヶ月頃になると自力で排泄出来るようになるため、猫用トイレを用意してあげましょう。

生後3ヶ月を過ぎたら

わんにゃんフォトコンテスト つみれちゃん

もう目もぱっちり開いて元気に遊び回る時期です。
部屋の中で怪我をしないように気を付けて思う存分、遊んであげてください。

小さいうちはあっという間なので、写真も沢山撮りましょう♪

子猫を拾ったけど先住猫がいる場合

可能であれば先住猫と子猫のいるスペースや部屋を分けましょう。
ヤキモチを焼いて、子猫に攻撃的になることもあります。
部屋がどうしても分けられない場合は、ごはんや猫と過ごす時間など可能な限り先住猫を優先して接するように徹底してください。

絶対やめて!ただ、抱き上げるだけの行為

子猫が1頭だけで、よちよち歩いていたら「え?!可愛い!」と、思って抱き上げる人がいます。
でも抱っこして、案外痩せてないから近くに母猫がいるのかな?
と、また同じ場所に戻すのは絶対にやめてください。

母猫がいるかな?と、思ったとしても抱き上げてしまったら、絶対にその子猫を持ち帰って育ててあげてください。
1度、人のにおいが子猫についてしまうと、母猫は他の子猫たちと自分の安全性を考えて、その人のにおいのついた子猫を捨てて、引っ越してしまうことがあります。
結果、人のにおいがついてしまった子猫は亡くなってしまうのです。

母猫が外に出ている間に少し成長した子猫たちは動き回って、人目に触れる場所に出てきてしまうこともあります。
自分で育てられる責任がないのであれば、子猫に触れるのは絶対にやめましょう!

まとめ

わんにゃんフォトコンテスト こはるちゃん

子猫を拾った場合は、猫が虹の橋を渡る最後まで責任を持って、生涯大切にしてあげてください。
子猫は、とても可愛いですがまだ離乳していない場合は、想像以上に大変です。
2~3時間起きのミルクと排泄に追われます。
当然生き物ですから、途中で辛いと感じてもやめることは出来ません。

目もひらかない子猫から育て上げるのは、時間も労力も費やしおすすめできるものではありません。
ただ、猫が成長したときにふと思い出して、あんな時もあったなぁ。
なんて優しい気持ちになれます♪

どうしても住宅の都合で飼えないけれどもほっておけないという場合は、猫の保護ボランティア団体や動物愛護センターに相談しましょう。
寄付金が発生することはありますが、お世話をしてくれる可能性があります。