犬を飼っているなら散歩させることも多いでしょうが、真夏など気温の高い暑い日は注意が必要です。犬は背が低いので、コンクリートからの熱の影響をモロに受け、直射日光もあり、暑い日に無理に外に連れて行くと命の危険もあります。
朝の早い時間と夕方や夜に分けて散歩する
暑い日の散歩は、日光によって温められたアスファルトの熱に一番注意すべきです。理想的なのは朝早い時間と、夜の涼しくなった時間の2回に分けて行なうことです。夕方でも日中の熱をアスファルトは吸収し、まだ熱を持っているような場所もあります。出来れば日が落ちてからの方が良いです。
また注意点としては、昼間やお日様が一番上に登る午後3時頃は、アスファルトが直射日光で熱をかなり持っているので、この時間には外に連れて行くべきではありません。
散歩中の水分補給
散歩させるなら水頭などを用意し、こまめに水分補給をさせましょう。そして様子を見てハァハァと息切れを起こしているようならば、早めに散歩は終了して帰りましょう。夏の暑いときはいつもと同じ時間でなくても、少しの散歩でも犬には運動となり良いです。
また直射日光が照るようなときは、Tシャツやバンダナを適度に濡らして着させてあげると、熱を放出しますので、犬の熱での負担も減ります。服を着せると直射日光もある程度防ぐことが出来ます。
熱中症になった時の犬の症状
熱中症になると、犬は以下のような症状を見せます。
軽度 : 呼吸や脈が速い、めまいやしびれ、立ちくらみ
中度 : 不快感、吐き気や嘔吐、脱力感、熱疲労
重度 : 意識障害、痙攣、運動障害、高体温
このような症状が見られたら、水を飲ませて、クーラーの効いているような涼しいところに移動させます。その後水や保冷剤で体を冷やし、特に頭と首周り、脇、足の付け根を冷やします。舌を外に出して呼吸を確保してあげましょう。
そしてしばらくの間安静にさせましょう。意識が回復しないなどあれば、病院に連れて行きましょう。
まとめ
犬は人間と違い汗をかくことが出来ず、体温調節は舌を出すしかありません。そのために真夏などは熱を体内に溜めやすいので、飼い主の方は気温に注意して涼しいときに散歩に連れて行きましょう。
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