あくびは必ずしも眠たい時にだけ出るものではありません。精神的なことが原因となって、あくびが出ることはあるのです。そんなあくびの止まらないワンちゃんは、こんなことを感じているのかもしれません。
ストレスを感じた時のあくび
ワンちゃんは眠たい時だけではなく、ストレスを感じるときもよくあくびをすると言われています。このような精神的なことが関係し、行動として現れることをカーミングシグナルと言います。
人間でも不安を感じたら爪を噛む、貧乏ゆすりをする、といったこともあると思います。それと同じように、犬もストレスを受けると不快感や不安感からあくびをしてしまうのです。
例えば見たこともない人に急に頭を触られたときや、恐怖心や不安感を抱いた時にあくびが出やすいです。
何をすればよいのかわからない時のあくび
ワンちゃんのあくびというのは、トレーニングをしている時などに出ることがよくあります。
トレーニング中にあくびをするのは決してトレーニングに対して、やる気がなかったり飽きてしまったりしているわけではありません。これはワンちゃんが、何をすれば良いのか分かっていないのです。
何かを伝えようとしている飼い主を見ているものの、何をすれば良いのかがしっかりとワンちゃんに伝わっていないことによって、トレーニングの意味や目的といったものを理解できていません。
トレーニング中に何をしたらいいかわからない、早く指示を出して欲しいという気持ちの表れなのかもしれません。
興奮をしている時のあくび
犬はねちねちと長時間叱られたりすると、あくびをしてしまうと言われています。しかし、それだけではなく知らない人や苦手な人が近づいてきたような場合にも、興奮をしてあくびをしてしまうことがあります。
原因は様々ですが、急に大きな物音がしてしまったときや、犬が正面から向かってきたときなどには興奮しやすくなります。このような興奮状態になると自分を落ち着かせようとするために自然と出ているのです。
このようにワンちゃんがあくびをしているのは、単なる眠気覚ましでもなければ退屈だと思ってるわけでもないのです。
あくびをしている時には、肉体的や精神的な部分に原因があるのかもしれません。
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