犬種によって多頭飼いに向いている犬と向いていない犬がいます。それぞれの犬種の特徴を把握し、コミュニケーション能力なども考慮した上で、多頭飼いを行うようにしなければなりません。
社交的な性格の犬
トイプードルは、非常に賢く活発で社交的です。飼い主の気持ちをしっかりと察することができ、他の犬とも仲良く遊ぶことができます。
ミニチュアダックスフンドは、性格が非常に明るく人懐っこさが特徴で、元々多頭飼いで飼育されてきた犬種ということもあり、他の犬とも仲良くできます。
マルチーズは性格が非常に温和で飼育しやすく、無駄吠えも少ないのが特徴です。他の犬と仲良く生活することができるため多頭飼いに向いています。ただし個体によっては、飼い主への愛情を独り占めしたいという気持ちが強く、嫉妬をすることもあります。
独占欲の強い性格の犬
チワワというのは小さく飼いやすい犬種ではありますが、実は非常に気が強く散歩をしているときなどには飼い主を守ろうとします。このような行動は、飼い主に対しての愛情を貫くタイプの犬種だからです。飼い主への愛情を貫く犬種であると同時に、飼い主が他の人と仲良くしているのを見ると嫉妬してしまうことがあります。
プードルは性格も非常におとなしく知能の高い犬種です。そのため、飼い主との間で絆を深める、という点においては飼育しやすい犬種ですが、その一方で独占欲が強いという一面があります。
多頭飼いする際に気をつけたい事
複数の犬を飼育する場合には、できるだけ集団での飼育に適した犬種を選ぶことが重要です。しかし、多頭飼いに適している犬種でも、しつけの仕方を間違えると問題行動を起こすことがあります。多頭飼いをするときには、必ずすべての犬に対して平等に愛情を捧げることが重要です。そのようなことは基本だと思われるかもしれませんが、気がつけば特定の犬にばかり接していたり、愛情が偏っていたりというのはよくあることですので注意してください。
まとめ
このように多頭飼いの向き不向き、というのは犬種によっても異なります。しかし、どのような犬種であっても最終的に重要なことは、飼い主がどれだけそれぞれの犬に対して愛情を注ぎ、コミュニケーションを取ってあげられるか、この一点に尽きるのではないでしょうか。
コメント