ワンちゃんに自分の靴を隠されてした経験をした飼い主さんはいらっしゃいますか? 実は靴を隠す行動には、いろいろな意味が含まれていて、なかにはワンちゃんからのメッセージが込められていることもあるのです。 今回は、靴を隠す行動に込められた意味についてご紹介します。
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靴を隠す行動は古くからの名残
ワンちゃんが何かを地面に埋めたり隠すといった行動は、古くからの習性と考えられています。
飽食といわれている現代に比べて、昔は簡単に食料が手に入らなかった時代もあり、ワンちゃんは自分で手に入れた大事な食料を、他の動物から守る必要がありました。
その時に、食料の長期保存も兼ねて土に埋めていたのが始まりとされています。
今では人間に飼われて毎日食事を与えてもらえるワンちゃんには必要のない行動です。
そのため、ワンちゃんが家の靴などを隠してしまう行動は、昔からの習性が考えられるのです。
靴を隠す回数が増えた時に考えられる原因
ワンちゃんが靴を隠す行動には、習性以外にも、ワンちゃん自身の精神的問題による意味が込められていることもあるのです。
たまに隠す程度であれば問題はありませんが、あまりに頻繁に隠すようであれば、飼い主さんに不満を抱いていることも考えられます。
普段からあまり構ってあげずに放っておくことが多いと、ワンちゃんは寂しさを感じます。
飼い主さんに好意を持っているにも関わらず、構ってもらえない寂しさから、飼い主さんの匂いが付いた靴を隠してしまうといったこともあるのです。
もし、ワンちゃんが何かを隠した時、飼い主さんが身に付けている物であれば、コミュニケーションが不足しているかもしれません。
ワンちゃんと遊ぶ時間を作ってあげたりコミュニケーションをとってあげましょう。
家族以外の人間の靴を隠す理由と対処法
家族の靴だけでなく、来客者の靴を隠されてしまったという経験をした人もいるのではないでしょうか。
実はこの行動にも理由があり、見境なく隠してしまうのは靴の素材が関係していると考えられます。
靴の素材にはゴムや革が使われていることが多く、これらの素材はワンちゃんのおもちゃに最も適している素材です。
そのため、ワンちゃんは人間の靴ではなく、自分のおもちゃであると認識してしまい、遊ぶために一時的に隠しておく行動を起こしたと考えられます。
これらの行動の対処法は、玄関に靴を置かないで下駄箱などにしまうことです。
その他にも、来客者の靴を噛んでいるのを見たときは、その場で注意してしつける方法も大切です。
まとめ
ワンちゃんが靴や物を隠す行動は、本能であることが多く、犬種や年齢による違いはないとされています。
どちらかというと性格による影響が大きくて、物に対しての執着心が強いワンちゃんほど隠す行動が好きな傾向にあるようです。
また、ワンちゃんにとって物を隠す行動は悪戯ではなく楽しく遊んでいる行動でもあり、ほかに意味を含んでいることもあります。
ワンちゃんがどういった意図で隠しているかを確認することが大切といえるでしょう。
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