吠えるワンちゃんのしつけで叩いていませんか? その場ではおとなしくなるかもしれませんが、根本的な問題の解決になりません。
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叩く以外の体罰も逆効果
ワンちゃんが吠えるのをやめさせるため、叩いてしまうのは逆効果です。
叩けば直るわけではなく、むしろ悪化します。
人がワンちゃんを叩くと、ワンちゃんが人を恐れるようになり、不安感が増し情緒不安定になり、さらに吠えるようになりがちです。
吠えるには理由や原因があります。
理由や原因に関係なく叩いて黙らせようとしても、それで解消されるわけではありません。
逆に叩くことで、吠える理由や原因をさらに作り出してしまうことがあります。
何故吠えるか?という理由や原因をわかってあげるとこの方が大切です。
叩く以外の体罰も逆効果
餌を与えない、狭い所に閉じ込めるなど、叩く以外の方法で体罰を与えても、やはり解決になりません。
吠える理由や原因が解決していないからです。
さらに問題は、ワンちゃんに体罰を与えることで、ワンちゃんとの関係が敵対的関係になってしまうことです。
ワンちゃんが飼い主さんに噛み付くのも、体罰を繰り返してしまったため、敵対的関係になってしまったということが多いようです。
ワンちゃんも、不安があって吠えてる、敵と見た何かを見付けたから吠える、本能的に遠吠えしているなど、吠える理由はさまざまです。
吠えるのを悪化させる原因は、他にもある
大きな声で叱るのも体罰ではないものの、ワンちゃんにとって精神的な影響が出ます。
人が大声で叱ると、その興奮した気持ちが現れると共に、敵対的雰囲気を作り出してしまいます。ワンちゃんも興奮してしまい、人に対して敵対してしまうこともあります。
これではさらに吠えるようになってしまうだけです。
しかも、吠える理由が別の理由に変わり、状況はさらに悪化します。
しつけで叱ることもありますが、叱ったことでワンちゃんが問題行動をやめたら、叱るのも即座にやめなければなりません。
飼い主さんが怒りっぱなしでは、しつけになりません。
何が悪かったのか、ワンちゃんは瞬時に悟れるようになります。
また、正しいしつけになっていないと、ワンちゃんは次のような反応になります。
- 叱っても期待した効果がない。
- 家族の誰かをおびえる。
- 手を上げただけでおびえる。
- 人に向かってやたら唸る。
もう一度しつけ方が正しいか見直してみましょう。
まとめ
ワンちゃんのしつけで叩いたり、ゲージに閉じ込めても効果はありません。
何がダメだったか?ということをワンちゃんに伝わるよう意思の疎通が大切です。
家族の一員として、愛情をもって接してあげましょう。
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