散歩は犬にとって、「運動や社会勉強の場」といわれています。 このような考えの飼い主さんは多くいらっしゃいますが、実はそれだけではありません。 今回は散歩のもう一つの必要性についてご紹介します。
via photo-ac.com
犬の散歩は運動のため?
犬の散歩は「運動」や「気分転換」の意味もありますが、他にも重要な意味があります。
飼い主さんと犬の「主従関係」を築くための“重要なトレーニング”ということです。
散歩の途中で歩かなくなってしまう場合、しっかりとした主従関係が築けていない可能性があります。
群れで暮らしている犬は、信頼し、尊敬するリーダーにはどこまでもついていく習性があります。
散歩でついてこないのは、飼い主として信頼も尊敬もされておらず、「あなたといても不安」というメッセージを発信しているのです。
散歩の途中で止まってしまうのは、警戒と緊張から歩かなくなってしまうのです。
これは、しっかりと主従関係を築くトレーニングで改善することができます。
飼い主さんにオススメ 散歩時の態度とは?
犬を安心させるためにも、飼い主さんが主従関係をはっきりと示してあげることが大切です。
散歩へ出かけるときは「不安や心配事をせず、毅然として穏やかな態度」を心がけましょう。
犬は人間の感情や、雰囲気を敏感に察知します。
飼い主さんがイライラしたり、不安や心配ごとを抱えたりしていると、この先に良くない事があるのかな?と思い動かなくなってしまいます。
必ず散歩前に飼い主さんは自分の気持ちを整えて犬を安心させてあげましょう。
犬の社会では、不安定な精神状態や、神経質でイライラするような犬を見下します。
反対に常に落ち着いて、心が安定している犬は、大きく見られ尊敬を集めます。
飼い主さんも、落ち着き、心を安定する必要があるのです。
態度とエネルギーで安心させることが大切です。
信頼関係を築く為の重要なアイテムとは?
散歩のときにしっかりとした信頼関係と、主従関係を築くために「リード」と「カラー」がとても大切になります。
最近よく見かけるハーネスや伸びる機能付きのリードはオススメしません。
なぜなら犬が好き放題に引っ張るための道具だからです。
好き放題に引っ張るのは、主従関係の力加減が犬の方が強いことになります。
そうなると、せっかくの散歩なのに、信頼関係を築くことができません。
信頼関係を築くためには「リード」と「カラー」を使い、主導権は飼い主さんが持っているということを、犬に伝える必要があります。
まとめ
散歩に連れて行くときは、飼い主さんは“主人”であることを意識して、犬を安心させてあげましょう。
散歩をただの運動や、気分転換のためと考えるのではなく、より深い信頼関係を築くための有効な時間として意識してみてはいかがでしょうか?
コメント