愛犬の噛み癖を直すにはどうすれば良いのか、しつけの方法はどのようなものがあるのか、と疑問に思われている方も多いと思います。噛み癖を直すためには原因を知り、改善方法を実践するということが何よりも重要になります。
子犬の頃の噛み癖の原因
子犬の頃の噛み癖というのはもちろん、大人になってからの噛み癖に関しても心理的なことが非常に深く関係しています。しかし子犬の噛み癖の場合には、犬が遊び半分で噛み付いているということが少なくありません。
このような行動のことを遊び攻撃行動と言います。
噛みついたことによって、相手がワーワー騒いでしまったことで、噛めば喜んでもらえる、楽しいという思考回路になってしまいます。結果、噛めば嬉しいことが待っていると覚えてしまい、噛むようになってしまうのです。
しかし、遊び攻撃行動はしつけが比較的成功しやすいと言われています。
成犬になってからの噛み癖の原因
成犬になってからの噛み癖の大半は、警戒心や恐怖心といったものから生まれています。性格的に臆病な犬や、これまで虐待を受けて育った犬は噛み癖がつきやすいと言われています。
また、縄張りや家族を守るために人に対して攻撃的になってしまう犬もいます。群れで生活する生き物ですので、仲間を非常に大切にし外部からの物に対しては威嚇をするのです。
飼い主に忠実な犬であればあるほど、他の動物や他の人に対して噛み付いてしまうことが多いようです。
噛み癖を直すしつけ方法
噛み癖とひとまとめにしても様々な原因があるということはわかっていただけたと思いますが、中でも非常に厄介なものが性格や環境的なものが原因となっている場合です。
例えば過去に虐待をされていた、犬種的に攻撃的な性格をしている、というような場合にはトレーナーや専門家に相談をして連携をすることで改善していく必要があります。
噛みついたことによって嬉しいことが起きた、といった遊び攻撃行動の場合には、まずは噛んでも何も良いことはないということを覚えさせなければなりません。
遊んでいても、手に噛みついた瞬間に遊ぶのをやめます。たったそれだけでも遊び攻撃行動による噛み癖は、大幅に改善することができます。
まとめ
このように噛み癖のある愛犬を直すには、正しいしつけの方法を飼い主がマスターする必要があります。
愛犬がどうして噛み癖がついてしまったのか、その理由についてしっかりと理解した上で正しい対処方法を実践しなければ、噛み癖はなかなか改善されません。
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