花火大会シーズンがやってきました。
花火を見ると夏がやってきたなぁ。
なんて気持ちになりますよね。
人の感動する気持ちとは裏腹に、犬は花火の音が苦手です。
花火大会の後に犬が迷子になってしまった、などをSNSで見かける事も多いですよね。
なぜ花火の音が苦手なのでしょうか?
メイン写真 わんにゃんフォトコンテスト:大和ちゃん
犬が花火の音が苦手なのはなぜ?
犬は、花火を視覚で楽しむことはありません。
だからこそ、よくわからない爆発音が鳴り響いている花火の数分間の時間に恐怖を感じるのです。
人以外の動物は、基本的に大きな音に驚き、パニック状態になることが多々あります。
得体の知れないもの、恐怖を感じる音が聞こえれば、防御本能が働きます。
さらに犬は、人の400倍遠くの音が聞こえます。
そのため、犬にとって花火の音は近くでよく分からないものが爆発している!
という認識なのです。
愛犬にとっての花火大会は苦痛しかない
爆発音をただ聞いている犬にとっては、花火大会開催中の時間はただただ死ぬかもしれないと思う恐怖と戦う時間です。
1度パニックに陥ってしまうと、飼い主の声も聞こえなくなり制御が出来なくなってしまいます。
結果、首輪やハーネスが抜ける、リードを噛みちぎってしまう、飼い主の手や足を噛んでしまう、突然の嘔吐などの行動があります。
花火大会後に恐怖から後遺症が残る事も
花火大会で、パニックに陥り迷子にならなかったとしても花火の爆発音が恐怖の音としてトラウマになってしまうことも少なくありません。
震えが数日間止まらず、分離不安になってしまうこともあります。
花火の音でなくとも、突然の物音に驚いて隠れてしまったり、以前までは平気だったパトカーの音や電車の音、踏切の音などに恐怖を感じてその場から逃げようとするケースもあります。
また、花火大会後には極度のストレスで食欲がなくなってしまった、嘔吐、下痢をするようになってしまった、などの例もあります。
愛犬はお留守番が1番
犬は家族。とても素敵な考え方だとは思います。
そして、家族だからどこでも一緒に行きたいという気持ちも分からなくはありません。
しかし、花火大会など愛犬にとって拷問となってしまうような場所へは連れて行かない事も愛情です。
まとめ
たまに花火大会に犬を連れている人を見かけますが、大丈夫かな?
パニックになって迷子にならないかな?
と、不安になります。
人にとって、花火大会は夏を感じるものであったとしても犬にとっては、何も楽しくない恐怖の時間です。
愛犬と楽しい時間を共有したい気持ちは、分かりますが連れて行かないことも愛情のひとつと考えてあげましょう。
著者:miki.m
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