犬は、よく舐める動作をしますよね。
飼い主の顔や手、愛犬自身の手を舐めることもあります。
この愛犬が何気なくしている、舐める行為には舐める場所やタイミングによって様々な意味が込められているのです。
メイン写真:わんにゃんフォトコンテスト ハチちゃん
舐めるのは挨拶
犬が人や他の犬を舐める行為は、挨拶と言われています。
数回ぺろぺろとして舐める程度のものは、「敵意はないよ。」
「仲良くしようね」
などの意味が込められていると考えられています。
その証拠に犬の先祖である、狼など群れで暮らしていた頃はお互いを舐め合ってグルーミングしていました。
大好きな人、犬に対して舐める
家で暮らしている犬が飼い主や他の犬を舐める行為は、親愛の証と言われています。
飼い主に対しては「好きだよ。」と、言う気持ちから舐めていますが、他の犬や兄弟の犬を舐める場合は、舐めて綺麗にしてあげなくちゃ。などと、愛犬なりの思いやりから舐めているようです。
人の顔を舐める場合の気持ち
あなたが大好きだよ
お腹が空いた
想像の通り、愛犬が飼い主さんの顔を舐める時は大好きだよ、もっと構って、私のことをもっと見て!
と、いう気持ちの表れです。
もうひとつのお腹が空いた時に舐める行為は、子犬はお腹が空くと、母犬の口元を舐めてごはんを催促することがあります。
その時の名残と言われているため、お腹が空いたよ、何かちょうだい、というアピールの時にも顔を舐めることがあります。
手を舐める場合の気持ち
遊んでほしい
撫でてほしい
愛犬にとって、大好きな飼い主さんの手は、撫でてくれる、ボールやおもちゃを投げて遊んでくれる、美味しいものをくれる、とても大切なものです。
その手を舐める事によって、愛犬は撫でてほしいな、構ってほしいな、という気持ちを一生懸命伝えようとしているのですね。
手を異常に舐め続ける場合
愛犬が必要以上に手を舐め続ける場合、それは塩分不足の表れかもしれません。
人は、手にも汗をかくため、塩分不足が深刻になっている場合は、人の手の汗から塩分不足を解消しようとするのです。
現代では、塩分過多となってしまっている、減塩が必要だ。
とされていますが、当然犬にも塩分は必要なのにも関わらず、減塩ではなく無塩傾向になっていることも問題視されています。
毎食ドッグフードを食べている愛犬は問題がありませんが、朝はフード、夜は手作り食をしている家庭は塩が足りていない可能性があります。
塩分不足が続くと、下痢や嘔吐、腎臓に負担をかけて腎臓病になってしまうこともあります。
カーミングシグナルとして舐める場合
カーミングシグナルは、犬のストレスサインと言われています。
飼い主さんが何かイライラしている時
愛犬がトイレではない場所でトイレをしてしまい愛犬を叱った時
愛犬は少なからず、飼い主さんの顔色をうかがうような表情をしたり、手をぺろぺろ舐めてくるときがあります。
イライラしている時は、慰めてくれようとしているのかな。
粗相してごめんなさい。
と、いう気持ちかな。
などと思ってしまいますよね。
しかし、実際は何かわからなくて怖いから自分(犬自身)の気持ちを落ち着かせよう、
という感覚なのです。
まとめ
「愛犬が舐める理由は病気のサイン?!親愛の証?!」
は、いかがでしょうか?
飼い主さんが大好きだから舐めているのはもちろん、舐める理由も様々犬なりに頑張って考えて舐めていると思うと可愛くてたまりませんよね♪
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