犬や猫を家で飼う人たちは年々増加し、近年では中学生以下の数より犬や猫を飼う世帯数が多いと言われています。
では、まず犬や猫を飼う時にはどこで飼う事が良いでしょうか?
家に迎え入れる前に用意するべきものは?
病院にはいつごろ連れていくべき?
犬や猫を飼う初心者さんへ向けて、そんな疑問にお答えします。
犬や猫はどこで迎える?
まず、ペットショップへ行く人が大半だと思います。
ペットショップへ行って、どのような犬猫を迎えたいか考えたり、ペットショップのスタッフさんに相談する人もいます。
もちろん、一目惚れや抱っこしたら情が沸いてすぐにでも連れて帰りたい。
という人もいるでしょう。
しかし、選択肢はペットショップだけではありません。
動物保護団体や、愛護センター、ブリーダーなど、犬猫を迎える場所は沢山あります。
動物保護団体では、基本的に子犬子猫は少ないと思ってください。
動物保護団体にいる犬猫や愛護センターにいる犬猫は、つらい過去を抱えた犬や猫は多いことが現状です。
虐待、多頭飼い飼育崩壊、ブリーダー崩壊、捨て犬、捨て猫、愛護センターで収容期限が迫った犬猫たち、家に迎え入れてすぐに尻尾を振ったり、体を摺り寄せてくることは少ないと思った方が良いでしょう。
しかし、犬や猫を1頭でも救いたい。
という気持ちがあるのであれば、動物保護団体や愛護センターから迎え入れて時間を掛けながら、家族になるのもひとつの手ではあります。
犬や猫を飼ったことがない人は、ブリーダーから迎えることも良いでしょう。
ブリーダーは、その犬種、猫種のプロなので、迎え入れてからも相談が出来る場合が多く、親犬、親猫、兄妹犬、兄妹猫に会えることや、社会性が整っていることもメリットのひとつです。
社会性とは?
家に迎え入れる前に用意するべきものは?
最低限、事前に用意しておくべきものです。
用意しておくべき理由と、用意するべき用品をご紹介します。
犬の場合
ケージ
ケージを用意し、最初は、そのケージの中が自分の家と思わせてあげましょう。
家に迎え入れた当日から家の中をフリーにすると、どこに行けば良いか分からず、犬が困ってしまいます。
特にペットショップなどの狭いショーケースにいた犬や、愛護センターにいた犬は端っこで怯えてしまいます。
ハードクレート
ケージの他にクレートも必要です。
犬は、お散歩に行くため、ワクチン接種はもちろん、狂犬病ワクチンは義務ですので接種する必要があります。
病院に行く場合や地震などの自然災害が発生した際には、ハードクレートは必需品です。
ベッド
安心して眠れるベッドを買ってあげてください。
子犬の場合は、トイレをして汚してしまう場合もありますので、丸洗いが可能なもの、もしくはカバーが取り外して洗えるものを用意することをおすすめします。
トイレセット(ペットシーツ含む)
犬にとってのトイレですので、必ず用意しましょう。
動物保護施設、愛護センターにいた犬は完全外派な場合もありますが、天候や犬の体調不良によってお散歩に行けない場合もあるので、用意はしておきましょう。
おもちゃ(音が鳴るタイプと齧れるタイプ)
おもちゃはストレス発散のために必要で、鳴るタイプのおもちゃは犬がお留守番中も遊ぶことができます。
齧れるタイプのおもちゃは、歯の抜け変わりの時など歯が痒くなる時期があるため、家具や噛んではいけないものを防止するためにも必要です。
リード
犬の命綱と言っても過言ではありません。
ノーリードのお散歩は危険です。
お散歩に慣れていない場合は、少し短めのリードを使用すると良いでしょう。
犬の体格にあう太さのものを選んでください。
首輪
首輪は、長く使えるものよりその時の体格にぴったり合うものを用意しましょう。
緩すぎたり、きつすぎたりするものは事故の原因となります。
成長過程で、買い替える必要があります。
迷子札
万が一、迷子になってしまった時のために迷子札は必要です。
毎年、迷子になった犬が家に帰れず、保護されるケースは少なくありません。
リードが切れる。玄関先で逃げ出してしまった。
100%安全と言い切れる保証はありません。家に一刻も早く帰れるために迷子札は作りましょう。
フードボウル2つ
フードを食べる時のお皿と水を飲む時のお皿です。
お水は常に新鮮なものを用意してあげてください。
3か月分のフード
フードは、常に3か月分は用意しましょう。
犬がペットショップや動物保護施設で食べていたフードを用意することをおすすめします。
急にフードが変わると、お腹が驚いて下痢や嘔吐をすることもありますので、フードを変える時には慎重に行いましょう。
猫の場合
ケージ
犬と同様、猫にケージを用意し、しばらくはそのケージの中が自分の家と思わせてあげましょう。
犬と異なる点は、猫は自分のいた空間を大切にする動物です。
急に環境が変わることで、ストレスとなってしまうケースも少なくはありません。
ハードクレート
ケージの他にクレートも必要です。
猫は、お散歩に行くことはまずないと思いますが、病院に行くときやワクチン接種、地震などの自然災害が発生した際には、ハードクレートは必需品です。
ベッド
猫は、見慣れないものに対し警戒してしまい、すぐにベッドで寝ない場合もあると思います。
しかし、馴れればベッドで寝てくれるので、用意してあげてください。
ふかふかの暖かい場所で猫も寝たいんです。
トイレセット(砂等含む)
猫用トイレは様々で、沢山あります。
動物保護施設、愛護センターにいた猫は、普段から使い慣れているトイレと砂を用意してあげましょう。
今はトイレに流せるものや、臭わないもの等もありますが、まずは猫が快適にトイレを出来るものを選ぶ必要があります。
おもちゃ
猫にとってもおもちゃは、ストレス発散のために必要です。
お散歩に行くことがない猫だからこそ、部屋の中で運動不足になりがちです。
レーザータイプや鈴が入っている音が鳴るタイプのおもちゃなどがあります。
爪とぎ
猫は爪が伸びてくる時、マーキングをしたいとき、気分転換をしたい時には爪とぎをします。
猫を飼うと、壁や違うところで爪とぎされたら困る。と、思う人もいるかと思いますが、爪とぎを防止するのではなく、爪とぎをして良い場所を教えてあげる必要があるだけなのです。
爪とぎを用意して、爪とぎをして良い場所を教えてあげましょう。
首輪
猫にも首輪は必要です。
逃げてしまった時や引っ越しの時などに猫の失踪はよくあることです。
首輪は、迷子札を付けるために必要、と考えてください。
首輪は、長く使えるものよりその時の体格にぴったり合うものを用意しましょう。
緩すぎたり、きつすぎたりするものは事故の原因となります。
迷子札
迷子になると、猫はなかなか家に帰れません。
家に一刻も早く帰れるために迷子札は作りましょう。
フードボウル2つ
フードを食べる時のお皿と水を飲む時のお皿です。
フードを食べるお皿は大きめの物を用意してあげてください。
猫は、ヒゲがお皿の端につくと食べにくく、残してしまうことがあります。
お水は常に新鮮なものを用意してあげてください。
3か月分のフード
フードは、常に3か月分は用意しましょう。
猫がペットショップや動物保護施設で食べていたフードを用意することをおすすめします。
急にフードが変わると、お腹が驚いて下痢や嘔吐をすることもありますので、フードを変える時には慎重に行いましょう。
病院にはいつごろ連れていくべき?
後半に続きます。
明日公開予定です。
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