愛犬に犬用のおもちゃを渡すと、一心不乱に「ピーピー」と鳴らしながら夢中になって遊ぶと思います。
「ピーピー」と高い音が鳴るだけなのに、何がそんなに楽しいのかな?
と思う人も多いのではないでしょうか。
愛犬が音の鳴るおもちゃに夢中になるのは、こんな理由があったのです。
愛犬が「ピーピー」と鳴るおもちゃに夢中になる理由
あのおもちゃの中に内蔵されている笛の「ピーピー」となる音、あの音は小動物(獲物)が命の危険をかんじたときの悲鳴と言われています。
人の感覚だと「え、そんな音に興奮してよろこび鳴らしているの?」と思うかもしれません。
しかし、犬の先祖はオオカミですので、野生で暮らしていたころは、小動物を食べていたこともあります。
また、長い年月をかけて、人と犬が共に生活をするようになってからも、狩猟のパートナーとして共に狩りをしていました。
そのため、あの「ピーピー」と鳴る音を聞きたい、という気持ちは犬の狩猟本能のなごりともいえます。
おもちゃを噛むと、「ピーピー」と鳴る行為がだんだんと楽しくなり、夢中で遊び続けると考えられています。
おもちゃを振り回すのはなぜ?
犬がおもちゃで遊び続けると、興奮してきておもちゃをふりまわすのは「そろそろ獲物(おもちゃ)にとどめをさそう」と、犬が思っていると考えられています。
この行為は、犬の本能によるものなので、そんなざんこくなことをしないでほしい…。
と、思わないであげてくださいね。
ストレスが溜まっている場合
愛犬がおもちゃをかみすぎてこわしてしまった、「ピーピー」音が鳴らないのに執拗以上にかみ続けている場合は、ストレスが溜まっていることもあります。
お留守番時間がながすぎる、お散歩に行く時間がみじかい、など愛犬にとってストレスが溜まりやすい環境下にないかどうか、もう一度確認してみましょう。
まとめ
「【犬の気持ちを知ろう】犬はなぜピーピーとなるオモチャに夢中になるの?」はいかがでしたか?
犬が「ピーピー」と音が鳴るおもちゃに夢中になるのは、本能によるものだったのです。
ただ、ピーピー音がならなくなったのに、おもちゃの中に入っている綿を執拗以上に出そうとしたりするのは、ストレスが溜まっていることも考えられます。
そのようなストレスが原因で、破壊をしている場合は、問題行動もおこしやすくなりますので、もう一度愛犬の様子をしっかり観察することが大切です。
著者:miki.m
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