小型犬に比べて大型犬の寿命が短いのはなぜ?

ひと昔前まで、犬の寿命は10年前後と言われていました。
しかし、現在は愛犬用のごはん(フード)の質と医療の発達、飼い主たちの意識の向上により、犬の寿命は少しずつ延びている傾向にあります。

そんな時、ふと思った事はありませんか?
小型犬と大型犬の寿命はなぜこんなに違うの?

実はこんな理由があったのです。

メイン写真:わんにゃんフォトコンテスト ボスちゃん椎ちゃん

小型犬と大型犬の寿命が違う理由

わんにゃんフォトコンテスト ミィミちゃん

基本的には、動物は体が大きい方の寿命が長いと言われています。
ゾウ=80~100歳
ブタ=12~15歳
ウサギ=7~9歳
ハムスター=2~3歳

この寿命は、心臓などの体内の臓器が関係しています。
ハムスターなどの小さい動物の心拍が、1分間に550~600拍と1秒間に10拍近く速いのに対し、ゾウなどの大型動物は1分間に20~30拍と随分ゆっくりです。

この理論でいうと、大型犬の方が長生きするはず!
と思いませんか?

残念ながら犬の場合は、体の大きさに関わらず、心臓を含む臓器の大きさが小型犬も大型犬もそこまで他の動物と比較すると変わらないのです。

もっと分かりやすく説明すると
・小型犬の体にとっては心臓を含む臓器が大きい
・大型犬の体にとっては心臓を含む臓器が小さい

ということです。

寿命の違いは心臓への負担の大きさ

わんにゃんフォトコンテスト ノエルちゃん

心臓を含む臓器の大きさがさほど変わりがないのに対し、大型犬は小型犬より大きな体に対し沢山血液を運ぶ必要があります。
その他、口から食べたフードなどの栄養を体中に巡らせるなど、生活しているだけで小型犬よりも多くのパワーを必要とします。
だからといって、フードを増やしてしまうと、肥満に繋がりまた違う臓器に負担がかかってしまいます。

結果、心臓を含む臓器に大きな負担をかけてしまうのです。

小型犬は、体が小さいため、全身に栄養を送るエネルギーも最小限ですみます。

大型犬は遺伝的に病気にかかりやすい

また、大型犬は遺伝的に骨肉腫や腫瘍、ガンなどの病気や遺伝性疾患にかかりやすいと言われています。
その理由は、100年近く昔にさかのぼります。

大型犬を犬種認定し、繫殖する時に穏やかな性格、優しい気質の犬を繫殖した為と言われています。
大型犬の気質が荒いと大事故に繋がりかねません。

結果、穏やかな性格の犬を繁殖し体の弱さを考慮しなかったがために、大型犬は現在も遺伝的に体が弱く短命とも言われているのでしょう。

まとめ

「小型犬に比べて大型犬の寿命が短いのはなぜ?」はいかがでしょうか?
なるほど!と、思わず頷く部分もあったと思います。

必ずしも大型犬の寿命が小型犬より短いわけではありません。
もちろん、大型犬でも20歳を越える犬も沢山います。

可愛い愛犬には、少しでも長生きをしてほしいですね。