愛犬とのたのしい川あそびで死にいたることも!?こんな病気に要注意!

夏の時期は、愛犬と川あそびや海におでかけする人も多いのではないでしょうか。
年中、毛でおおわれている愛犬たちにとって、川あそびは楽しくて冷たい!最高のあそび場ともいえますよね。
ただ、愛犬にとって楽しい川あそびですが、注意しなくてはいけない点がいくつかあります。

今回は、川あそびで注意するべきことをご紹介します。

川あそびで注意しなくてはいけないこと

川遊びする犬

愛犬も夢中になってあそぶ川あそび。飼い主さんも、思う存分あそばせてあげたい、という気持ちから、ついつい何時間も川であそんでいることを許容してしまってはいけませんか?
それが、要注意です!
川あそびの時に気を付けなくてはいけないものは、「水中毒」です。
最悪、死にいたることもある、夏場で川あそびをする犬に多い危険な病気です。

水中毒とは

水中毒

その名のとおり、川やプール、湖などの真水をたくさん飲むことにより発生する中毒症状です。
ボールやフリスビーなどを川に投げて、取ってくるというあそびをしていると、知らず知らずのうちに大量の水を飲んでしまいます。
そうすることで、真水の浸透圧により、血中内にあるナトリウムの濃度が低下し、電解質代謝異常をおこします。
結果、水中毒(別名:低ナトリウム血症)を発症し、嘔吐や呼吸困難、けいれんなどの体調不良をおこすのです。

愛犬自身も川あそびに夢中になり、不調を隠してしまうことから、飼い主の気が付くころには、手遅れになるケースも少なくはありません。
水中毒の症状は下記です。

水中毒の症状

・けいれん
・大量のヨダレ
・足元のふらつき
・嘔吐
・下痢
・多尿
・チアノーゼ
(舌が青紫になること※チャウチャウは、元々青紫色の舌をしているため、他の症状を要確認)
・呼吸困難
・意識消失(意識がもうろうとすること)
・死亡

水中毒の治療

大量の真水を飲むことにより、血液中のナトリウムである、電解質のバランスが崩れたことが原因ですので、体内のバランスを整えるための治療になります。
血液検査を行い、数値を確認してから抗生物質や利尿剤などを皮下点滴や皮下注射で体内に入れます。
(※獣医師により、治療方法は異なります。)

川あそびをするときは休憩を忘れずに

川遊び休憩

愛犬との川あそびは、楽しいですが、30分あそんだら休憩を1時間とる、などのルール決めをつくることが大切です。
時間をわすれて、1時間・2時間あそび続けていると、命の危険にさらされる可能性が高くなります。

人用の経口補水液(OS-1)などは、犬も飲んで大丈夫ですので、川あそびをするときには1~2本持参すると良いでしょう。
ただ、経口補水液(OS-1)を飲んでいるから大丈夫、というわけではありません。

まとめ

「愛犬とのたのしい川あそびで死にいたることも!?こんな病気に要注意!!!」はいかがでしたか?
夏場は、愛犬と川や海、プールなどのレジャー施設に出かける人も増えると思います。

愛犬も小さなこどもといっしょで、自分の限界をこえて、あそび続けている場合もあります。
川あそびやプールに行く場合には、無理をさせすぎないように気を付けてあげましょう。
楽しい想い出つくりのはずが、悲しいことにならないように、水中毒には気を付けて、川あそびを楽しんでくださいね。

著者:miki.m

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