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ペットの食事

食が体を作る!愛犬に生肉を与えて、健康寿命を伸ばそう!

犬の食事についてお悩みでしょうか?
犬の寿命が延びるにつれて、健康問題に気を遣う飼い主さんも増えてきました。
与えてはいけないドッグフードが発表されるなど、犬の健康寿命は人と同じくらい注目度が上がっています。

「食事は体を作る」といいますが、それは犬も同じです。
この記事を読み終わる頃には、愛犬の食事に関する悩みも解決し、健康寿命を延ばせるメニューを知ることができるでしょう。

1.犬に生肉をあげてもいいの?

結論からいうと、犬に生肉を与えることは問題ありません。

数年前まで犬の食事はドッグフードが一般的でした。
缶詰やオヤツを添えることでバリエーションを出すのが普通で、手作り食を習慣化している飼い主さんは少なかったのです。
ですが、動物先進国と呼ばれるヨーロッパ圏の犬に関する情報が入ってくるようになってから、生肉や手作り食に関心を示す飼い主さんが増えました。

先ほども申し上げた通り、犬に生肉を与えることは問題ありません。
ただし、長い間、家庭犬としてドッグフードを主食としてきた犬に、いきなり生肉を与えるとお腹を壊したりアレルギーを発症する可能性があります。

与えようかどうか迷っている飼い主さんは、必ず「少量から」与えるようにしてください。

1-1犬に生肉をあげるメリットは?

犬は先祖がオオカミだった時代から、小動物などの小型動物を捕食して生肉中心の食生活を送ってきました。
家庭犬として人と暮らすようになってからも、犬の内蔵機能はオオカミの頃からほとんど変わっていません。*1

そのため犬にとって生肉は「消化しやすいもの」であり、食後4〜5時間ほどで消化するといわれています。
生肉には酵素やミネラル、ビタミンが豊富に含まれています。生肉を食べることでそれらの栄養素を摂取できるだけではなく、効率よく消化吸収することができるのです。

また生肉を食べることによって消化吸収率が上がり、免疫力のアップにも繋がります。
必要な栄養素を効率よく吸収できるので、体重管理が必要な子にはメリットが多いのも特徴です。

1-2犬に生肉をあげるデメリットは?

犬に生肉をあげるデメリットとして、最初に挙げられるのが「食費が増えること」です。
主食となる生肉は馬肉か鹿肉が多いのですが、これらの肉類は人用の精肉店やスーパーではなかなか見かけることがありません。
多くの飼い主さんはネットで購入しており、送料や肉の代金を考えると必然的にドッグフードよりも食費がかかってしまいます。その分、人の食費を削ったり他のお金を切り詰めたりと色々な工夫が必要です。

またネットで購入した生肉は、ほとんどの場合、冷凍状態で届けられます。
キロ単位でまとめて購入する方も多く、届いた日には使う分に小分けするという作業をしなくてはいけません。
生の状態のままあげるということは、雑菌には細心の注意を払う必要があります。生肉食は鮮度との戦いでもあるのです。

冷凍と解凍を何度も繰り返すと痛んでしまうので、使用する包丁やまな板は事前に殺菌消毒し、1度で小分け作業を終わらせるようにしましょう。

2.生肉からしか得られない栄養素がある!

犬にとって、生肉でなければ得られない栄養素がいくつかあります。
その中でも最も重要だといわれているのが「酵素」です。

「酵素」は大変注目されている栄養素ですが、犬にとっても重要な栄養素のひとつです。
人も犬も生まれたときから体の中に「潜在酵素」という酵素を持っています。潜在酵素は生まれたときから決まった量しかなく、増やすことはできません。

この「潜在酵素」は2種類に分かれており、食べ物を消化する「消化酵素」と細胞の修復や生命活動を維持するための「代謝酵素」があります。
ドッグフードやジャーキーなどの人工的な物質が多く含まれた食事を摂ると、消化酵素を大量に使わなくてはいけません。

健康寿命を延ばすためには、潜在酵素の中の「代謝酵素」を多く使う必要があります。
そのためには「消化酵素の節約」が必須ですが、生肉は必要栄養素を効率よく摂ることができるため、消化酵素を節約することにも繋がるのです。

3.愛犬にあげたいおすすめの生肉は?

肉類にはたくさんの種類がありますが、その中でもオススメの肉類を紹介します。

3-1馬肉

生肉食を取り入れている飼い主さんの多くが、馬肉を主食にしています。
馬は他の動物に比べ体温が高く、雑菌が繁殖する可能性が低いのです。また高たんぱく質低カロリーであること、アレルギーの発症率が低いことからオススメの肉類です。

3-2鹿肉

馬肉に次いで人気なのが、鹿肉です。馬肉よりも低価格で購入することができるので、日々の主食としては食費を抑える意味でもオススメの肉類です。

鹿肉も馬肉同様に高たんぱく質低カロリーが特徴ですが、なんといっても「鉄分が豊富」なのです。避妊手術をしていない女の子や、幼犬、老犬にとって鉄分は必要不可欠な栄養素です。好き嫌いが分かれることも多いので、少量からあげるようにしましょう。

4.愛犬の食事、おすすめは生肉+〇〇!

ドッグフードは一般的に「犬用総合栄養食」と呼ばれています。
ドッグフードだけをあげたとしても、必要な栄養をすべて摂ることができるんですね。

ところが生肉は総合栄養食ではないため、生肉だけでは必要な栄養素をすべて摂ることはできないのです。

そこでオススメなのが、生肉にプラスして野菜やサプリメントをあげることです。
青パパイヤや緑イ貝は生の酵素を含んでいるほか、消化器官や骨の形成にとてもよく働いてくれます。また最近では犬用のサプリメントも豊富に販売されているので、愛犬の体の調子に合わせてあげるのもいいでしょう。

5.まとめ

科学の進歩により犬の寿命が延び、それに伴って健康寿命を考える飼い主さんが増えてきました。
人と同じように毎日食事を摂る犬にも、必要な栄養がたくさんあります。
それらは食事でしか吸収することができないので、健康で長生きしてもらうためには食事内容にも気を遣わなくてはいけません。

ここまで犬と生肉の関係性についてお話ししてきましたが、最後に以下の3点だけご記憶いただけると幸いです。

1.犬に生肉をあげるのは、問題ない
2.メリットは「栄養を効率よく吸収できること」デメリットは「食費が上がること」
3.オススメの生肉は、馬肉と鹿肉

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