愛犬のシャンプーだけでもトリミングサロンにお願いすると、毎月の出費がかさみますよね。
自宅でシャンプーしてもあんなにふわふわな仕上がりにならない。
汚れがしっかり落ちているかどうかわからない。
お風呂場でしか洗えないから暴れるかも。
いろいろと自宅で愛犬を洗うことに対して、お悩みはありますよね。
シャンプーをするときにちょっとだけ一工夫をするだけで、トリミングサロンにお願いしたようなふわふわサラサラの仕上がりになるのです♪
メイン写真:わんにゃんフォトコンテスト リサちゃん
自宅で愛犬をシャンプーをする前にするべきこと
「さぁ、自宅で愛犬をシャンプーをしよう!」と決心して、すぐにお風呂場に連れて行くのは、ちょっと早すぎます!
ブラッシング
まずは、シャンプーの前に愛犬の被毛をブラッシングをすることがとても大切です。
「毛絡まない犬種だから大丈夫!」と思ってはいけません。
全身にブラシを通すことで、皮膚に出来物がないかどうかなど、皮膚の状態を把握、確認することはとても大切です。
また、毛玉ができやすい犬種は念入りにブラッシングをしましょう。
トイプードルやシーズー、ダックスフンド、ポメラニアンなどの毛が長い犬種は、しっかりブラッシングをする必要があります。
脇の間や足周辺、お腹周辺は、毛がこすれて毛玉ができてしまうので、シャンプーをする前に毛玉をすかなくてはなりません。
長毛種の場合は、スリッカーと呼ばれるブラシの先が尖ったものを使用します。力を込めてブラッシングをしてしまうと、皮膚が傷ついてしまうので気を付けてください。
短毛種の場合も同様、ブラッシングが必要です。柴犬、パグ、ジャックラッセルテリアなど、毛が伸びない犬もブラッシングをすることで、余分な毛と毛に絡みついた埃やゴミを取り除きけます。
シャンプー
お風呂場に行ったらまず、ぬるま湯を愛犬にかけてしまう方がほとんどではないでしょうか?
ぬるま湯をかける前、乾いている毛にシャンプーを薄めた水を愛犬の体に流しかけてください。
シャンプー水を体に流しかけることで、表面についた汚れを落とすことができます。
かけたシャンプー水で愛犬の毛を泡立てるのではなく、すぐシャワーですすいでください。
先にかけたシャンプー水が皮膚まで届くため、薄めずにシャンプーをする時に毛の泡立ちが全然違います。
自宅ではしっかり皮膚の奥まで、きれいに洗えていないかも。
などの不安は、これで解消することができます。
また、シャンプーは洗い落としがないようにしっかり流しましょう。
シャンプー水の配合割合は、水7:シャンプー3です。
濃縮タイプのシャンプーであれば、水9:シャンプー1にすることをおすすめします。
タオル
シャンプーが終了後は、タオルで拭きますよね。
その前に、愛犬に余分な水分を吹き飛ばしてもらいましょう!
愛犬の耳にフーと息を吹きかけると、体をブルブルと震わせて水分を飛ばしてくれます。
耳に息を吹きかけることで、耳の中に虫が入ったと勘違いして耳の中に虫を侵入させないためにブルブルと震わせる犬の習慣の一種です。
小型犬であれば、ハンドタオルとバスタオルを1枚ずつ用意します。
ハンドタオルで、体の表面の水分を十分に拭きとってからバスタオルで全身の水分をしっかり拭きましょう。
特に顔周りや足周り、お尻周辺などは、ドライヤーを嫌がる部分でもあるので、ドライヤーをあてる時間を短縮するためにもしっかり拭きとることはとても大切です。
ブラッシング
タオルドライをしたあとに、再度ブラシを軽くいれましょう。
体が濡れている状態で、ブラッシングをすることで、タオルで絡まりかけた毛をほぐす役割があります。
ブラッシングをしてからドライヤーをかけることで、仕上がりが抜群に変わります。
ドライヤー
毛をかき分けながら中の皮膚をしっかり乾かすイメージで、ドライヤーをかけてあげてください。
表面の皮膚は乾き、皮膚や根本の毛が湿っている状態だと毛の中で雑菌が繁殖してしまうことがありますので、しっかり中まで乾かしましょう。
ドライヤーを嫌がる愛犬には、おやつを使いながら上手に乾かすとストレスなく乾かすことができます。
右手にドライヤー、左手におやつを持って愛犬の鼻先にあてると、愛犬はおやつをクンクンすることに夢中で、毛を乾かすことが出来ます。
ただし、おやつを使った方法では毛をかき分けながらドライヤーをかけることができないので、少し長めにドライヤーをかけることになります。終わったと思っても毛をかき分け、皮膚や根本の毛が湿っていないかどうか、確認してくださいね。
ドライヤーが終わった後も再度、ブラッシングを行い毛を整えてあげましょう。
自宅シャンプーのコツとポイント
- シャンプーをする前に念入りにブラッシング
- シャワーで体を流す前に薄めたシャンプー水をかける
- しっかりとタオルドライ
- ドライヤーをかける前に毛が濡れた状態でブラッシング
- ドライヤーは毛をかき分け、皮膚や根本の毛までしっかり乾かす
- 仕上げに再度ブラッシング
普段、自宅シャンプーの流れの中でしていない過程もあったのでしょうか?
今回、ご紹介した作業は実際にプロのトリマーが行っている流れです。
ぜひ、試してみてくださいね。
まとめ
「自宅で愛犬のシャンプーを行うコツとポイント」は、いかがでしょうか?
文章を読むと、「しんどい! 家ではできない!!」と、思うかもしれません。
しかし、少しの工夫で、トリミングサロンにお願いする仕上がりとまったく変わらない、ふわふわ感が自宅でできるのです。
また、可能であればブラッシングをしながらドライヤーをかけると時間短縮になります。ぜひ、ご自宅で試してみてください。
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