日本犬には秋田犬、甲斐犬、紀州犬などがいますが、ペットとして人気があり比較的多く飼われているのは柴犬かと思います。 柴犬はシャンプーを極端に嫌がりシャンプー中に暴れることが多いことから、トリマー泣かせの犬と呼ばれているそうです。 その他の日本犬もシャンプー嫌いな傾向にあるようですが、それはなぜでしょうか?
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柴犬にとって体が濡れることは命の危険を感じること
柴犬は日本原産種の一つで日本犬飼育頭数の8割ほどを占めているとされており、近年では欧米を中心に海外での人気も高まっています。
元来山に住んでいたことから、水を嫌う犬種だと言われています。
体が濡れると体温が下がるので、命を脅かすという本能が働くのかもしれません。
普段は散歩好きでも雨の日になると一転して家から出たがらない場合が多いようです。
また、晴れてから散歩に行っても、水溜りを避ける子が多いと言われています。
野生の本能から水に濡れることが命に関わることだとインプットされていれば、シャンプー嫌いなのは当然のことと言えるでしょう。
柴犬とは反対に、水辺に住んでいたとされるゴールデンレトリバーは水に慣れ親しんでいた動物なので、シャンプーも抵抗しない犬が多いと言われています。
大人になって突然シャンプーを嫌がり出すことも
柴犬に限らず、日本犬は全体的に水が嫌いな犬種だと言われています。
やはり祖先が山岳部に住んでいた血が流れているからでかもしれません。
野性の本能が残り頑固な性格も持ち合わせているため、シャンプー嫌いを克服させるのは大変です。
小さい頃からシャンプーをしていると、お湯の気持ちよさや洗った後の爽快感を覚えるので大人になっても、シャンプーが好きになる場合があります。
しかし、大きくなってから急にシャンプー嫌いになる子もいるため、個体差があります。
自宅で柴犬を洗ってみよう!
シャンプーとリンスは最初に水で2倍に薄めておくと、すすぎ残してしまった場合も皮膚トラブルのリスクを減らすことができます。
シャワーを使うときは音で怖がらせないようにシャワーヘッドを体に付けると良いでしょう。
シャワーに驚いてしまうようであれば、お湯を含ませたスポンジで体を濡らしてあげましょう。
顔や心臓から遠い所、足元などから濡らし始め、全身を濡らしたら耳の周りからシャンプーし、体と顔の順番で洗っていきます。
すすぎは顔から始めて頭、首、背中、体、足、尻尾の順番に行います。
柴犬などの日本犬のシャンプーは月1回がおすすめです。
まとめ
柴犬などの日本犬は、本来狩猟犬として山岳地帯で過ごしてきた歴史があるため、水に濡れるということが命の危機になると本能で感じる子がいるようです。
そのためか、雨の日の散歩やシャンプーを嫌がる子が非常に多いのです。
しかし、水を怖がらないように、少しずつ工夫して洗ってあげることでシャンプーに慣れさせることは可能です。
それでも激しく抵抗する場合は、ドライシャンプーなどで体を清潔に保ってあげましょう。
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