「うちのネコはシャンプーするのに嫌がって暴れまわる!」 飼い主さんとしてはキレイにしてあげたい気持ちですがネコからしたら水をかけられるのが嫌なのです… 今回のコラムは、ネコちゃんのシャンプーの適切な頻度とその方法をご紹介します。
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ネコがシャンプーを嫌う理由は?
シャンプーに限らずネコは水を嫌います。
実は、私たちが飼っているネコの多くは、リビアヤマネコが祖先といわれています。
リビアヤマネコは砂漠で生息しており、水に濡れてしまうと夜の寒さで命を落とす危険性があったため、本能的に水に濡れることを嫌うようになったといわれています。
猫のシャンプーの適切な頻度は?
私たちからするとシャンプーで洗ってあげないと「気持ち悪くないの?」と思いがちですが、実はシャンプーをしなくても平気な動物です。
自分で毛づくろいをすることで綺麗な毛並みを維持することができます。特別な理由がなければ年に1~2回程度で十分です。
水を嫌がらないネコもいますが、水に濡れることで少なからずストレスを感じ、毛の油分が失われるためパサパサになってしまうので気をつけましょう。
ネコのシャンプーと注意点
1. ぬるま湯で濡らしてあげる
まずは人肌程度のお湯を体にかけていきます。ネコは耳に水が入るのを嫌いますので、顔は最後にします。
お湯をかける時もシャワーヘッドから直接かけずに、手で少しずつかけるようにしましょう。慣れないうちは顔を洗わないほうがいいです。
2. 体を洗う
シャンプーは必ず猫用のものを使うようにしましょう。人間用は、毛が痛んでゴワゴワになってしまいます。
また、ネコは足の先とシッポに触れられることを嫌うので、体と足を交互に洗うようにしてあげるのがポイントです。
3. シャンプーが残らないよう流す
全身を泡立てたらシャンプーを流します。ネコは毛づくろいで自分の体毛を舐めます。
その時にシャンプーが残っていると舐めてしまいます。自分の髪の毛を洗い流す時よりも念入りに洗い流しましょう。
4. タオルとドライヤーで乾かす
タオルで水分を十分にふき取ってあげます。ある程度水分をふき取ってあげたらドライヤーを使って乾かしてあげるのが便利です。
ドライヤーを使う時は、近づけすぎると熱いので、やけどさせないよう離してかけてあげましょう。
ドライヤーの音や風を嫌うネコもいますので、前もってドライヤーへの反応を確認しておく事をオススメします。
ドライヤーを嫌がる場合は、タオルでできる限りの水分を吸い取った後に、暖かい部屋で自然乾燥させましょう。
また、体が冷えることを防ぐためにも、急ぎでなければ暖かい季節に洗うようにしましょう。
まとめ
猫はその生まれから本能的に水を嫌い、水浴びしなくとも毛づくろいで、きれいな毛並みを維持できます。
シャンプーは年に1~2回程度にしておき、シャンプーをする時は、ネコの反応に細心の注意を払うようにしてあげましょう。
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