現在、猫の人気は右肩上がり♪
ついに犬の飼育頭数を抑え、猫ブームとも言われています。
しかし、ブームってなに?と、いう疑問が浮かびませんか?
命なのにブームがあるの…?
残念ながら犬や猫、他の動物たちにはブームと呼ばれその数年間で人気になる猫種や犬種が存在します。
ペットショップへ行く前に、保護猫も視野に入れてみませんか?
メイン写真 ちびたろ。ちゃん
保護猫ってなに?
最近になって「保護猫」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか?
保護猫とは、飼い主さんがいない、もしくは見つからない野良猫、保健所に持ち込まれた猫を保護団体やボランティア団体、動物愛護センターのスタッフなどが一時期的に引き取っている猫のことです。
このままボランティア団体などが守らなければ、失ってしまう可能性のある命です。
簡単に説明すると、保護猫を引き取ることで新しい命が助かる可能性が高くなります。
ペットショップやブリーダー以外のルートで、猫を家族にすることができるのです。
保護猫を迎えるメリット
保護猫は、ボランティア団体や保護団体に相談してからお迎えすることができます。
また、その人の性格や個性に合う、猫がお迎えできることもあります。
それだけでなくあなたがちょっと行動することで、猫の命を救うことができるのです。
どんな猫を迎えるかどうかの相談ができる
人にも様々な性格があるように、もちろん猫にも個性があります。
お迎えしようとする人の性格と猫の個性を考慮し、猫をお迎えできるのは、保護猫ならではの特権です。
活発に一緒に遊びたい場合は、子猫。
家に来てから5時間以上のお留守番をさせてしまうのであれば、性格が安定している成猫。
落ち着いている性格の子で、部屋の中を走り回ったりしない子が良い場合は老猫。
など、個性や性格も様々です。
もちろん、子猫・成猫・老猫の中でも性格が活発ですぐ人にも環境にも慣れる子(猫)もいます。
また、逆にシャイタイプの場合は、はじめは恐怖で全てに怯えてしまうこともあります。
だんだんと一緒に生活していくうちに、愛猫と向き合いお互いのライフスタイルを確立させていくことができます。
その子(猫)の性格を熟知したスタッフがいる場合もありますので、猫をはじめて家に連れてきた日にも相談できることがあるのは、最大のメリットです。
保護猫の出会い方
保護猫と出会える場所は、おおよそ3箇所です。
・動物愛護センター(保健所)
・ボランティア団体(個人含む)
・保護猫カフェ
動物愛護センター(保健所)
多くの猫たちが元飼い主から連れ込まれるケースが多いことが現状です。
また、地域猫と呼ばれる元野良猫が近隣住民の苦情や糞尿問題などで、捕獲されたり連れ込まれたりします。
命の期限があることが多い動物愛護センター(保健所)です。
この動物愛護センター(保健所)でも猫の性格を見て、どの子を家族にするか考えられますが、時間が限られていることが最大の特長です。
ボランティア団体(個人含む)
地域猫と呼ばれる飼い主のいない野良猫を保護、もしくは動物愛護センター(保健所)より引き取り、適切な健康診断後に新しい飼い主募集のための活動を行う団体です。
50人以上のボランティアスタッフを抱える団体もあります。
また、個人宅で猫を保護し、譲渡した後は再度飼い主のいない猫を引き取るという活動を行う人もいます。
保護猫カフェ
近年増えつつある、保護猫カフェです。
保護猫ってこんなに可愛い、
人に慣れないなんて誤解しないでほしい、
という気持ちをPRするためにはじまったそうです。
その名の通り、店内にいる猫たちはみんな元保護猫です。
実際に触れ合い、猫のすばらしさを分かった上でお迎えすることができます。
保護猫をお迎えする流れ
気に入った保護猫がいたからすぐ家族になりたい!
と、いうわけにはいきません。
保護猫を守る団体が全て共有して考える事は、「その猫の幸せ」です。
再度、また悲しい想いをしないように、保護猫をお迎えするための過程がいくつかあり、それらを全てクリアしてから初めて家族となれるのです。
事前調査
猫を迎えたい人たちの審査と考えてください。
ペット不可物件に住んでいないかどうか、猫を飼う事ができる環境か、スタッフから質問があります。
家族構成など確認されることもあります。
講習会
講習会は、猫はどんな動物かどうかなど簡単な飼い方教室です。
用意するべきもの、最低限必要な費用、ペットに対しての法律など教えて貰えます。
マッチング
マッチングは、どの猫を家にお迎えするかです。
飼い主となる人の性格と猫の個性、など希望にあわせながら相談します。
マッチングは、事前調査の前に行うこともあります。
各団体によって、異なります。
手続き(トライアル)
正式手続きとして、猫を家に連れて帰ることができます。
多くの団体がトライアル期間というものを設けており、猫をお迎えするまでのお試し期間のようなものです。
トライアルが終了し、無事に正式譲渡される場合もあれば、猫と飼い主になる人が合わない場合は譲渡されないこともあります。
費用
保護猫をお迎えする場合も費用が発生することがあります。
ワクチン代や避妊・去勢手術をしている場合は、その医療費を負担することがあります。
その他にもフード代やトイレの費用などが発生することがありますので、譲渡前に確認しましょう。
まとめ
「ペットショップへ行く前に、考えてみよう。保護猫のこと」はいかがでしたか?
猫ブームの裏では、沢山の猫たちが悲しい想いをしています。
もし、猫のお迎えを検討しているのであれば、保護猫のことも視野に入れてみてくださいね。
著者:miki.m
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