本日、2月28日はビスケットの日です♪
なかなか聞きなれない記念日ではありますが、世界で最初にできたペットフードは、現在のペットフードとはまるで似ても似つかないビスケットだったこと、ご存知でしょうか?
ペットフードの元は捨てられたビスケットだった!?
ペットフードの元はなぜビスケットだったのでしょうか?
それは、約150年前のイギリスにいた船乗りたちの食事がきっかけです。
長期間の航海に出る船乗り達の食事は、保存が効く「塩漬け肉とビスケット」が定番だった当時のビスケットは、長期間の保存が可能なように水分を飛ばし、固い石のような状態だったと言います。
この固いビスケットは、船乗りたちの食事ではありましたが、あまりに不味く不評で航海の度に大量に余ってしまい、余ったビスケットは波止場に捨てられていたのだそうです。
アメリカ人のジェームズ・スプラットは、この捨てられたビスケットを野良犬たちが一心不乱に食べあさっている様子からヒントを得て、犬のための食事の開発がはじまったとされています。
世界初のドッグフード
1860年頃に世界初のドッグフードが発表されました。
販売された初期のドッグフードは、小麦に牛の血と野菜を混ぜてビスケット状にし、固く焼いたものでした。
当時は、犬のための食事という概念はなく、残飯を与えていた飼い主の間に大きな衝撃を与えました。
贅沢品として思われていたドッグフードでしたが、手軽で便利、かつ手も汚れない。
などから人気となり、愛犬に与える食事の定番となりました。
日本に持ち込まれたドッグフード
日本にドッグフードが広まったのは、終戦後にアメリカから米軍により持ち込まれたのがきっかけと言われています。
米軍経由で持ち込まれたドッグフードの影響を受けて、1960年に国産ドッグフード粉末・ビスケットタイプが発売され国内初のドッグフード市場が誕生したのです。
ドッグフードの登場により長寿化へ
ドッグフードが出回る前は、イギリスと同様、犬の食事は残飯を与えていた家庭が多く犬に必要な栄養が偏り、栄養失調状態で亡くなる犬も少なくはありませんでした。
ドッグフードが普及し、犬の必要な栄養が接種できる総合栄養食や、病気になった時に与える、特別療法食等も発売され犬の健康状態も改善され、寿命も延びていきました。
ドッグフードからプレミアムフードへ
近年になり、プレミアムフードやヒューマングレードフードという言葉をよく耳にするようになりました。
安全な食材・人が食べる食材・かさ増しとして入っている小麦不使用等、品質を重視するドッグフードが多く販売されています。
なぜ、1kg数百円のフードから1kg数千円するフードへと犬の食事は変化したのでしょうか?
犬は、ペットではなく家族。という家庭内での犬の位置付けに関しての考え方の変化もあります。
長生きしてほしいという犬へ対する想い、
また、安いドッグフードはなぜこんなに安い?
と、不信感を抱きはじめた飼い主の増加もあります。
安いドッグフードはコスト削減の為に原材料に、人が口にしない質の低い穀類や廃棄部位などの肉、病死した牛の肉などが使われている事がTVや雑誌等で明らかになったこともプレミアムフードが好まれる原因のひとつではないでしょうか。
まとめ
日本にドッグフードが誕生してから約60年、この間に番犬としての役割から癒してくれるかけがえのない存在となりました。
現在では、犬用の誕生日ケーキや犬用クリスマスケーキ、犬用おせちなども発売され、年々取り扱うショップも増加傾向にあります。
本日は、ビスケットの日ですが、くれぐれも可愛い愛犬に人用のビスケットを与えないように気を付けてくださいね♪
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