あなたはどれだけ愛犬の気持ちを分かっていますか?
もちろん、愛犬が考えていることは何でも分かる!!
と、思う人がほとんどだと思います。
しかし、知らず知らずのうちに行っている人は多いのではないでしょうか。
愛犬が何かいたずらをしてしまった時、トイレではない場所でトイレをしてしまった時、
「あー!なんでそんなことしちゃうの?!もう、やめてって言ったよね!?ダメでしょ?ダメ!ちゃんとよく見なさい!あなた(犬)がいたずら(トイレ)したのよ!」
などガミガミ叱っていませんか?
その叱っている最中に愛犬があくびをしたり、背中を見せてきたり、丸くなったりしたことはありませんか?
もう!こんなに叱っているのに吞気にあくびをして!!
と、思うかもしれません。
しかし、あくびをしたり、背中を見せたりするのは、犬が見せるごめんなさいのサインです。
ごめんなさいのサインは、ストレスや不安を感じている時に見せる行動のひとつで「カーミングシグナル」と、言います。
カーミングシグナルとは
カーミングシグナルは、犬がストレスを感じた時、相手の人(犬も含む)をなだめようとする時、自分の気持ちを落ち着かせる時、などにする一種のボディランゲージです。
カーミングシグナルをしっかり把握しておくことで、愛犬が何に不安やストレスを感じているのか、など気持ちを汲み取ることができるのです。
カーミングシグナルのサイン一覧
不安やストレスを感じている時に犬が出すサイン一覧をご紹介します。
もし、叱っている最中にこのような行動をしていたら充分すぎるほど反省しているので、すぐに叱るのはやめてあげてくださいね。
・目を半分つぶる、もしくは目を閉じる
・人(犬)の目を見ない。
・瞬きを何度もする
・体の向きを変え、お座りや伏せをする
・体の一部を人(犬)にくっつける
・犬が何度も舌なめずりをする
・口を開けてパンティングする(ハアハアするような呼吸)
・口をくちゃくちゃさせて何か食べているような行動をする
・体の動きを止め、固まる
・歩くスピードが遅くなったり、行動がゆっくりになる
・プレイバウのような姿勢をとる(頭を下げてお尻をあげるポーズ)
・お座りや伏せをする
・あくびをする
・床や地面の匂いを嗅ぎまわる
・相手(人、犬)の口や鼻を舐める
・しっぽを下げた状態で振る
・体を縮ませる
・片方の前足をあげた状態でとまる
・体を何度もぶるぶる震わせる
・犬が犬の体一部分をひたすら舐め続ける
・お腹を見せる
このような行動が出ている場合は、何かしら不安やストレスを感じている時が多いです。
家の中であれば、すぐに落ち着かせてあげてください。
もしドッグランでこのような行動をしている場合は、ドッグランから出る。
など、愛犬にとってストレスがかからない、最適な場所に移動してあげてください。
まとめ
なかなか気づきにくいカーミングシグナル、必死に愛犬がサインを出していることもありますので、このようなサインを見た時には、愛犬の気持ちになって考えてあげてくださいね。
愛犬のストレスや不安の原因に気付き、早めにそのストレスの原因を取り除いてあげることが必要です。
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