全国47都道府県ごとの通販利用状況について、様々な切り口でレポートを発表している公益社団法人 日本通信販売協会(JADMA)が運営する「ジャドマ通販研究所」が,犬と猫に関する通販利用状況から「通販犬好き県」と「通販猫好き県」に分けた調査結果を発表しました。
犬好きは近畿、中国地方・猫好きは東北・北陸・関東に多い?
通販での犬用品・猫用品の年間購入額を比較した結果、全国平均では犬が15,612円、猫が12,107円と、犬用品の年間購入額が猫用品の年間購入額を上回りました。
都道府県ごとに犬用品と猫用品の年間通販購入額を比較すると、犬用品の購入額が高い県が 28 県、猫用品の購入額が高い県が 19 県となり、犬用品の購入が多い傾向であることがわかりました。犬用品の購入額が
高い県は近畿地方、中国地方に多く、猫用品の購入額が高い県は東北地方、北陸地方、関東地方に多いことが分かりました。
また、都道府県ごとの犬用品の購入平均額を見ると「通販犬好き県」の1位は滋賀で41,955円となり、2位の千葉(36,660円)に5,000円近く差をつけ、全国平均の2.6倍という結果となりました。
一方で、猫用品の購入額の多い「通販猫好き県」の1位は宮城県で、24,677円、全国平均の2倍という結果になりました。
データから見る犬好き・猫好きの県民性
県民性データアナリストの久保田哲朗氏によれば、他の都道府県別データを参考に挙げた上で、「犬好きの滋賀はお金に余裕があり、犬を飼いやすい持ち家に暮らしている人が多い。また、庭やベランダなどの敷地に余裕があり、犬の飼育に適した環境の人が多いのでは」
という分析を発表しています。
また、通販猫好きの結果に関しては、1位の宮城・岩手・富山など東北や北陸の県が多くランクインしていることから「雪が多く寒い地域では、飼い主と散歩に行きたがる犬よりも、室内外で気ままな猫が好まれるようだ」と分析結果を解説しています。
【参考サイト】
ジャドマ通販研究所 県民通販調査2017
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