犬のブラッシングは大切!という話はよく耳にしますが、なぜ必要なのか知っていますか?
「犬が歩くと脇の毛がこすれて毛玉になってしまい、トリミング費用が高くなるから・・・」
「ブラッシングをしないと抜け毛が床に散らばってしまうから・・・」
こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?
実はブラッシングには上記のような理由意外にも、こんな大切な意味があるのです。
マッサージ効果によるリラックス
ブラシを通すことで、愛犬にとっては大好きな飼い主さんに皮膚をマッサージをされている気分になります。
この際に、近年「幸せホルモン」として注目を浴びている「オキシトシン」が犬の体内で分泌され、
リラックス効果が付与されるのではないかともいわれています。
血液循環の促進
ブラシを全身に通すことにより、皮膚に一定の刺激を与えることで血行を促進させます。
近年では、皮膚病予防や犬の冷え症の改善にもつながるといわれています。
健康状態の把握
毎日ブラッシングで犬の体に触れることにより、ちょっとした変化に気付きやすくなります。
数日前まではスムーズにブラッシングができていたのに、突然ブラッシングをしたら嫌がるなどの行動を見せる時は、
皮膚にトラブルが起きていたりする可能性が高いです。
ブラシの種類
犬用のブラシにも、いろんな種類があります。
以下に、代表的なものを紹介します。
スリッカー
針金状のブラシで、トイプードルなど毛が絡まりやすい犬に使われることが多く毛玉のほぐしに使用されます。
力をいれすぎると犬に怪我をさせてしまうので注意が必要です。
コーム
ブラッシングが終了した後など、毛並みを整えるために使用されることが多いブラシです。長毛犬種のコリーやゴールデンレトリーバーなどに使われます。
ラバーブラシ
柔らかく短いゴムがびっしりついたブラシで、短毛の犬の換毛期の時期に使用することが多いブラシです。
獣毛ブラシ
豚毛、馬毛が多く販売されています。他のブラシとは異なり、被毛を梳かす役割ではなく被毛に艶を出す、被毛についたほこりを取り除くなど、仕上げ用のブラシになります。
まとめ
ブラッシングは、被毛を梳かし毛並みをサラサラにするだけでなく、健康チェックとして皮膚トラブル早期発見の役割や飼い主さんとのコミュニケーションにもつながります。
少しの変化にもすぐに気付き、いつまでも健康な状態で長生きしてほしいですね。
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