私たちが衣替えをするように、犬たちにも換毛期という古い毛と新しい毛の生え変わりの時期があります。 わが子のようにかわいい犬であっても、その時期には抜け毛の量に頭を悩ませる飼い主さんは多いかと思います。 今回のコラムでは犬の抜け毛対策をご紹介します。
via pixabay.com
犬の抜け毛の原因 換毛期とは
換毛期とは犬たちの衣替えの季節のことです。春と秋に1か月くらいかけて毛が抜け落ち、新しい毛が生えてきます。
ほとんど汗をかかない犬にとって、体毛による体温調節は非常に大切なことです。
春になると、夏に向けて密度が少なく少し粗めの毛が生え、秋には冬に向けてふわふわの毛が生えてきます。しかし、すべての犬種に換毛期があるわけではありません。
特に室内犬などは冷暖房の影響で温度差を感じにくくなってしまい換毛期が来なかったり、あいまいになるケースもあります。
換毛期がある犬とない犬に分かれる?
換毛期のある犬とない犬の違いは、毛の種類によって決まります。一般的には換毛期のある犬は、オーバーコートとアンダーコートの2種類の毛をもちます。
オーバーコートは皮膚を保護する役割を持ち、アンダーコートは体温調節の役割を果たしています。
この2種類の毛をもつ犬をダブルコートの犬と呼び、皮膚を保護する役割を持つ毛のみの犬をシングルコートの犬と呼びます。
ダブルコートで代表的なのはゴールデンレトリバーやポメラニアン、チワワや柴犬、秋田犬などです。
しかし、シングルコートでも抜け毛があったり、ダブルコートでも換毛をしない犬もいます。そのため、犬種だけでは分類できません。
犬の抜け毛の対策方法は?
抜け毛対策で最も基本的なのはブラッシングとシャンプーです。日々のブラッシングと月に3回程度のシャンプーをすることで、抜けかけた古い毛が取れて、床に落ちる毛も少なくなります。
しかし、ブラッシングの際は刺激しすぎないように気をつけましょう。また、シャンプーのし過ぎは肌トラブルの原因になりますので注意しましょう。また、犬の行動範囲を決めてあげることで、掃除をする範囲が限定されます。
一般的には、マット類にはコロコロローラーを使い、フローリングには掃除機を使って掃除を行うのが基本です。
まとめ
犬の換毛は犬の体温調節に必要不可欠です。犬を飼う予定の方は、飼う前に抜け毛がどの位ある犬種なのかを知っておくことも大切です。
飼い始めた時に、抜け毛対策をどうするか決めておけばストレスなく換毛期を迎えることができます。
コメント