本日、4月8日は、忠犬ハチ公の日です。
渋谷で大好きなご主人の帰りを約7~10年間もの間、待ち続けた誇り高き日本犬です。
映画化された忠犬ハチ公
ハチは、日本1有名な忠犬と言っても過言ではありません。
秋田で生まれた生粋の秋田犬です。
ハチのご主人は、「上野英三郎」という名の大学教授です。
上野英三郎教授は、愛犬家で、ハチの他にもジョンとエスという名の犬も飼っていました。
その3頭の犬たちのなかでも特にハチは、上野英三郎教授に忠実でどんなに早朝であっても、雪が降っていても玄関先や門の前で上野英三郎教授を見送っていました。
また、最寄り駅の渋谷駅まで見送った時やハチだけで迎えにきたこともあったようです。
海外からも日本には、そんなに忠実な犬がいるなんて!
などと絶賛され、2009年に「HACHI 約束の犬」のタイトルで映画化されました。
上野英三郎教授の突然の死
ハチと暮らし始め、1年ほど経った後上野英三郎教授が脳溢血で突然倒れ、急死してしまいました。
上野英三郎教授が帰宅しなくなってからハチは、食欲もなくなりしばらく何も食べない状態が続いたこともあったようです。
その後のハチは、上野英三郎教授の妻の親戚の家々を転々とし、寂しさから問題行動を起こすこともありました。
結局、上野英三郎教授の自宅へ帰ってきたハチは、上野英三郎教授の家に出入りしていた植木職人、小林菊三郎の宅に引き取られることとなりました。
小林菊三郎に引き取られてから渋谷駅で、ハチが上野英三郎教授の帰りを待つ光景が頻繁に見られるようになったのです。
待ち続ける忠犬ハチ公
現在ほど、犬が可愛がられる世の中ではなかった当時、渋谷駅で上野英三郎教授を待ち続けるハチに対し、通行人や子どもから虐待を受けることも多くありました。
ハチ公の耳が折れているのは、渋谷駅で待ち続けていた際に野犬に嚙まれ、後遺症が残ったからと言われています。
毎日、渋谷駅に通い続けるハチを見ていた当時の日本犬保存会初代会長は、ハチのことを新聞に寄稿したところ、現在の朝日新聞に大々的に報道されハチは有名となり、ハチのごはんを持参する人も現れ、可愛がられるようになったのです。
そして、1934年4月に渋谷駅前に銅像が建てられ、銅像の除幕式にはハチも出席していています。
ハチ公の死
ハチは、ハチ公銅像が建ったことを見届けた約1年後、1935年3月8日に渋谷駅の反対側となる普段行かない場所で亡くなっている姿で発見されました。
ハチの死後は、報道に大々的に取り上げられ多数の人が参列し、僧侶16名による読経など、多くの人にハチは囲まれて悲しみに包まれながら葬儀が行われました。
ハチ公の日
忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会が制定した記念日です。
1936年から、4月8日に慰霊祭が行われています。
勘違いされやすいですが、4月8日はハチ公が亡くなった日ではありません。
まとめ
ハチ公の主人だけを強く想い続ける心に感動せずにはいられませんね。
大型犬の中では不動の人気を誇る、秋田犬。
プライドが高く、飼いにくいと言われていますが、トレーニングさえしっかり行えば最高のパートナーとなりますね。
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