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獣医師・気象予報士が犬のために開発した「犬の熱中症週間予報」配信開始!

■「犬の熱中症週間予報」とは
「犬の熱中症週間予報」は、株式会社ライフビジネスウェザーの鈴木勝博氏(気象予報士/獣医師)とアニコム損保が開発した独自の熱中症指標を元にしている、“犬のための”天気予報です。
犬の体高や代謝などを考慮したこの指標と一週間分の気象情報から、全国主要10都市の熱中症注意レベルを「厳重警戒」「警戒」「注意」「やや注意」の4段階で表示します。日々の散歩や愛犬との外出時の参考にしていただくことで、飼い主の予防意識が高まり、犬の熱中症が無くなることを目指しています。

●配信SNS
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●熱中症週間予報の対象期間
2021年4月23日(金)~9月30日(木)

■コロナで増えるおうち時間。ただし、屋内でも熱中症リスクあり

▲熱中症の発生場所の内訳

▲熱中症の発生場所の内訳

コロナ禍でおうち時間が長かった2020年。今年もまた、外出を控えて自宅で過ごす日々が続くであろうことが予想されます。ただし、外に出ないからといって熱中症にならないわけではありません。アニコム損保の調べによると、実は屋外での熱中症よりも、屋内での発生の方が多いということが分かっています。

人間でも、自宅での熱中症に注意するよう注意喚起がなされていますが、それは犬も同様です。部屋の中は、しっかりと冷房をかけて、室温25℃くらいをキープすることが重要です。

■熱中症のピークは7~8月だが、GWや梅雨時期も要注意
熱中症のピークは7~8月だが、GWや梅雨時期も要注意

熱中症といえば「夏」に起きるものというイメージが一般的です。実際に一年間のうち、犬の熱中症の診療件数が最多なのも8月となっています。しかし実は、犬の熱中症は5~6月にも注意が必要です。

まず4月から5月にかけては、診療件数が4倍に増えています。春の温かさが徐々に暑さに変化し、朝晩の寒暖差が大きいこと、身体がまだ暑さに慣れていないことなどが、熱中症を引き起こす原因になります。湿気が多く、蒸し暑さの増す6月の梅雨時も、暑さに弱い犬にとっては非常に辛い時期となっています。

■熱中症に注意すべき犬種は、大型犬や短頭種
熱中症に注意すべき犬種は、大型犬や短頭種

犬種別の熱中症の発生割合では、大型犬(バーニーズ・マウンテン・ドッグやゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、秋田犬など)や短頭種(フレンチ・ブルドッグやパグ、ペキニーズなどのいわゆる「鼻ペチャ」の犬種)、長毛種(ボーダー・コリー、キャバリアなど)といった犬種が並んでいます。こうした犬種は身体に熱がこもりやすく、他の犬種と比べても熱中症になりやすいため、屋内外問わず注意が必要です。

■熱中症をおこしやすいのはシニア犬
熱中症をおこしやすいのはシニア犬

熱中症をおこしやすい年齢についても傾向があります。人間と同じく、犬も高齢になるほど熱中症のリスクが高まります。特にシニア期である7~8歳を超えると熱中症になる割合も上がることが分かっており、シニア犬と暮らしている場合は、より一層注意が必要です。

■熱中症になった場合にかかる費用
熱中症になった場合にかかる費用

犬が熱中症になった場合の治療方法として、まずは体を冷やし(自宅でも応急処置として可能)、症状次第では脱水を補うための点滴を行ったり、ショック症状や脳炎を防ぐためのステロイド剤の投与を行ったりします。こうした熱中症の治療にかかった金額を調べたところ、年間平均診療費は20,060円でした。さらに症状が重い場合などで入院を伴うと、年間平均診療費は64,976円となり、非常に高額な医療費がかかっています。犬や飼い主が辛い思いをするだけでなく、家計への負担も大きい病気であると言えるのです。

▼犬の熱中症における症状や対策方法など、詳しい記事はこちら
https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/1546.html

■犬の熱中症を無くすために
熱中症は、犬種や年齢などを問わず飼い主自身が注意し、対策することで予防できる「無くせる病気」です。アニコム損保では、今年も熱中症週間予報を通じて熱中症の予防啓発を行うとともに、熱中症を含めた様々な病気に対して飼い主の知識向上を図り、どうぶつ達が健康で暮らせるよう努めてまいります。

※グラフはすべて2018年度にアニコム損保の「どうぶつ健保」に契約した犬590,384頭(全年齢)を対象とし、犬種は1,000頭以上登録があったもののみを抽出した。

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