岡山県高梁市の「天空の山城」備中松山城、その城主が本になり次々と話題を読んでいます。『備中松山城 猫城主 さんじゅーろー』

岡山県高梁市の「天空の山城」備中松山城、その城主が本になり次々と話題を読んでいます。『備中松山城 猫城主 さんじゅーろー』

史上初!猫城主さまの御にゃ〜り〜。被災したまちを救ったのは、猫のお殿さまでした。今日も家臣をひきつれて、城内を散策しています。

昨年、西日本に特に大きな被害をもたらした「平成30年7月豪雨」。岡山県も戦後最悪の風水害被害を受け、観光客の足も遠のいてしまった。なかでも観光客の減少が著しかった高梁市の「天空の山城」、備中松山城。そこに、一匹の猫がふらりと迷い込んでくる。のちに「さんじゅーろー」と名づけられるその猫が、観光客を呼び戻し、奇跡のV字回復を成し遂げる、という物語。本は発売後、即増刷となり、さんじゅーろー はその後も、岡山県から「地域づくり」貢献賞を受けるなど、次々と話題になっている。

昨年7月、西日本に特に大きな被害をもたらした「平成30年7月豪雨」。岡山県も戦後最悪の風水害被害を受け、観光客の足も遠のいてしまいました。なかでも観光客の減少が著しかった高梁市の“天空の山城”、備中松山城。7月下旬、そこに一匹の猫がふらりと迷い込んできました。のちに「さんじゅーろー」と名づけられるその猫が話題となり、観光客を呼び戻し、復興にも貢献する、というのが本書のあらすじです。

岡山県高梁市の「天空の山城」備中松山城、その城主が本になり次々と話題を読んでいます。『備中松山城 猫城主 さんじゅーろー』

救世主あらわる救世主あらわる

さんじゅーろーは、茶白の毛並みに、しましまの尻尾が立派な、オス猫(推定4歳)。
すでにさんじゅーろーは、新聞・雑誌やテレビでも紹介され、全国的に有名になりつつあります。SNSでさんじゅーろーの写真を投稿している人たちもたくさんいます。天守ではなく、さんじゅーろー目当てに城にやってくる方が増えているそうです。
誰になでられても嫌がらず、報道陣に囲まれても動じることがない、マイペースのさんじゅーろーは、猫城主としての資質を備えていました。

城主さまの貫禄城主さまの貫禄

86歳のおばあさんが、さんじゅーろーに会うために山道を登ってやってきて、満面の笑みで抱っこする話も紹介されています。さんじゅーろーに会いにきた人たちは、みんな癒やされ、笑顔で帰っていきます。本書に掲載された、さんじゅーろーの愛くるしい写真の数々を見ると、それも当然だろうと思えます。中には、亡くなった愛猫をさんじゅーろーに重ねあわせ、その再会に涙する人もいます。

こんな目で見つめられると観光客はメロメロこんな目で見つめられると観光客はメロメロ

さんじゅーろーは、観光客を呼び込んで笑顔にするだけでなく、地域の人たちの意識も変えました。さんじゅーろーとともに、高梁市を盛り上げていこうという動きは、街のあちこちで起こっています。さんじゅーろーは、名実ともに本物の“城主”になったようです。

本物の城主誕生本物の城主誕生

なぜ、この猫城主が「さんじゅーろー」と名付けられたのか。備中松山藩出身の、新撰組七番組組長、谷三十郎が、その名の由来でした。また、謎だったさんじゅーろーの過去も、本書で明らかにされています。
猫城主のお世話をしているのが“家臣”の観光協会の方々。さんじゅーろーは家臣を従え、城内を見回ります。猫好きの優しい家臣たちに囲まれて、さんじゅーろーは「ヨはマンゾクにゃ」と心の中で思っていることでしょう。

お昼寝するさんじゅーろーお昼寝するさんじゅーろー

お城の見回りお城の見回り

見回り途中で一休み見回り途中で一休み

山城からの眺めは格別にゃー山城からの眺めは格別にゃー

猫城主として正式デビューしたさんじゅーろー猫城主として正式デビューしたさんじゅーろー

備中松山城は、その由緒が鎌倉時代にまでさかのぼる、日本百名城、日本三大山城のひとつで、雲海のなかに天守が浮かぶ幻想的な絶景でも有名。歴史好きで猫好きの方にはうってつけ、家族旅行にもオススメの観光スポットです。そして本書は、さんじゅーろーと触れあったお子さん、動物好きのお子さんが、読書感想文を書くのに最適の一冊です。

雲海を眺めるさんじゅーろー雲海を眺めるさんじゅーろー

出版後も話題に事欠きません。JRポケット時刻表2019年秋号の中国版のカバーには、備中松山城を背景に猫城主のイラストが登場。10月11日から11月4日までは高梁市図書館2階で写真展を開催。3日には著者の写真家・西松宏氏のトークショー&サイン会が開かれます。11月29日は、東京のとっとりおかやま新橋館の2階催事スペースで「さんじゅーろーキャンペーンin東京」。岡山県立高梁城南高校の生徒がつくった、さんじゅーろーをかたどったクッキー他、関連グッズが販売されます。

【目次】

はじめに
第1章 かつてない豪雨災害
第2章 救世主あらわる
第3章 なつめ
第4章 まちをあげての大捜索
第5章 みんなが幸せに
あとがき

【著者】西松 宏 (にしまつ ひろし)

児童書作家、写真家、フリーランスライター。1966年生まれ。関西大学社会学部卒業。95年阪神淡路大震災を機にフリーランスライターとなる。週刊誌やスポーツ紙、WEBなどで日々のニュースやまちの話題など幅広いジャンルを取材する一方、「人と動物の絆を伝える」がライフワークテーマのひとつ。主な著書(児童書ノンフィクション)は「犬のおまわりさんボギー ボクは、日本初の“警察広報犬”」、「猫のたま駅長 ローカル線を救った町の物語」(いずれも弊社刊)、「こまり顔の看板猫!ハチの物語」(集英社)など。

【書籍情報】
書名:備中松山城 猫城主 さんじゅーろー
著者:西松 宏(にしまつ ひろし)
仕様:A5並製・136ページ
ISBN:978-4802400817
配本:2019.07.18
本体:1400円(税別)
発行:ハート出版
書籍URL:http://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0081-7.html

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